サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「Mサイルーンを狙い撃つ」 (1/2ページ)

アサ芸プラス

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「Mサイルーンを狙い撃つ」

 夏競馬も残りわずか。今週は小倉での重賞はなく、新潟2歳Sが中央場所のメインだ。

 デビュー間もない若駒の競走は不確定要素が多く、人気どおりの結果にならないことも少なくない。それでも、まれにクラシックで活躍するような素質馬が勝ち負けすることもあり、ファンにとっては見逃せない一戦だ。そうした値踏みも馬券戦術の一つで、それがまた2歳戦の楽しみ方でもあるだろう。

 今年の顔ぶれをざっと見渡したところ、13年の勝ち馬ハープスター(桜花賞)、イスラボニータ(皐月賞)のようなポテンシャルの高い好素材はいなそうだが、それでも各厩舎期待の素質馬が多く、ハイレベルで見応えある競馬が堪能できそうだ。

 また、この時期は牡、牝の性差による能力の開きはなく、よって牝馬の活躍が目立つのも特徴だ。このへんは頭に入れておくべきだろう。

 あらためて顔ぶれを見てみると、前述したように素質馬が多く、各馬の力に大きな開きがあるようには思いにくい。キャリアの浅さもあって、難解な一戦と言ってよさそうだ。

 目移りするが、それでもイチオシしたいのは、マイネルサイルーンだ。

 この馬には少しばかり思い入れがある。目立った稽古での動きもなく、小兵ということからデビュー戦は10番人気と評価が低かった。しかし、バランスの取れた好馬体と、柔らかな身のこなしが目を引く馬で、「これは走る!」とニラんで本命視。これが図星で、高配当を手中にすることができた。

 だが、続く前走の中京2歳Sは4着と敗れてガッカリだったが、敗因ははっきりしている。デビュー戦の軽い反動から、中間、楽をさせたことによる重め残りの状態(14キロ増)だったからだ。

「引っ掛かってしまって。前半、あれだけ折り合いを欠いてしまっては‥‥」

 この時、手綱を取った和田騎手の弁だが、それでも大きく負けたわけではなく、仕上がり状態さえよければ巻き返しは十分可能なはずだ。

 幸いこの中間は、ここを目標に調整に狂いはなく、順調そのもの。1週前のWコースでの追い切りは軽快で実にリズミカルだった。

「サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「Mサイルーンを狙い撃つ」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2017年 8/31号メイソンジュニアマイネルサイルーン水戸正晴競馬エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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