【プロ野球】左腕を打てない楽天打線……。プレーオフの行方を左右しかねない致命的すぎる課題 (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

プレーオフの行方を左右しかねない致命的すぎる課題
プレーオフの行方を左右しかねない致命的すぎる課題

 楽天が非常事態に陥っている。先週末、日本ハムに3タテをくらい、8月15日以降の戦績は12試合1勝11敗。トホホなことに球団創設初年度の8月2日から14日にかけて記録した12戦の成績とまったく同じになってしまった。

 すべては終戦記念日の西武戦から始まった。未知数の新外国人・コラレスを先発起用したところ3回5安打、7四死球、5失点。監督通算771勝を誇る名将・梨田昌孝監督にとっても、その悪影響がここまで尾を引き「V逸の終戦記念日」になりかねない戦況悪化に追い込まれたのは、まったくの想定外だったはずだ。

 首位・ソフトバンクとの差は今季最大の9.5ゲームに広がり、逆転優勝の目はかなり遠のいた。しかし、戦いはまだ終わらない。クライマックスシリーズを考えると、2度目の日本一へ向けて、ここからどう立て直していくのかが大事だ。

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■プレーオフを見すえたときに気になる楽天打線の課題

 課題点は様々あるが、最優先で改善すべき「気になる課題」がある。相手が左投手のときの打撃成績だ。

 交流戦で投手が打席に立ったときの数字を除くと、楽天打線の左右投手別の打撃成績は下記の通り。

■対右投手成績
打率.266/出塁率.332/長打率.427/OPS.759

■対左投手成績
打率.239/出塁率.326/長打率.340/OPS.666

■対左投手のときに減少する一発長打

 対左投手の打率の低さもさることながら、留意すべきは長打率の減少。とくに本塁打の発生頻度が落ちている点だ。

 対右投手では、本塁打は32打席に1本のペースで量産してきた。しかし、対左投手では64打席に1本の間隔になっている。左腕からは4発以上の一発を打った楽天の打者は今季ここまで不在で、ペゲーロの3本塁打が最多。ウィーラー、アマダーが各2本塁打、茂木栄五郎、銀次らが各1本塁打で続く状況だ。

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