坂上忍、日野皓正のビンタ批判も「パワハラで子役泣かす」のは許されるのか

デイリーニュースオンライン

Photo by Dustin J McClure(写真はイメージです)
Photo by Dustin J McClure(写真はイメージです)

 タレントの坂上忍(50)が8月31日の『バイキング』(フジテレビ系)の中で、ジャズトランペット奏者・日野皓正(74)の中学生への”往復ビンタ騒動”に対し、「たたかないし、たたく必要がないし、いまのご時世たたいちゃダメ」と批判した。

 日野は今月20日、東京都世田谷区で行われたコンサートでドラムを演奏する男子中学生の髪をわしづかみし、顔面を往復ビンタしていたことが『週刊文春』(31日発売/文藝春秋社)の記事で明らかになっている。だが、坂上のこの発言に対し、SNS上には『坂上が経営する子役学校で子供を罵倒して追い詰め、泣かせていた』放送があったとの書き込みが相次ぎ、その賛否をめぐって物議を醸している。

「坂上は『アヴァンセ』という子役学校を運営していますが、『子供を子供扱いするのは子供に失礼』という理由で子供を過剰なまでに叱り、泣かせて追い詰めています。学校側は人前で泣くことを教えるため、メンタルブロックを外してるのだと説明していますが、幼児にはそんなこと分かりません。ただ不条理に罵倒され、心に傷を負い辞めていく生徒もいます」(週刊誌デスク)

 坂上はスクールでも「暴力は絶対しない」と掲げている。だが、暴言による「パワハラ」はれっきとした暴力であり、犯罪でもある。坂上のパワハラじみた指導はこれまでにも何度もテレビで放送されている。

「特に暴言が酷かったのは13年5月3日放送の『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS)です。『オラァ、もっと泣けよ』と怒鳴り散らして子役を泣かせた後、『褒めて育てるのは嫌い』『とことん否定する。人格まで踏み込んで』と得意げに話す様子は教育者としても、指導者としても異常なのは明らか。子どもが心に負ったトラウマは鉄拳制裁よりも余程タチが悪いように思います」(スポーツ紙記者)

 坂上は、「役者というのは特殊な環境だから(厳しいのは当たり前)」という芸能界のルールをよく持ち出す。だが、これは「バンドマンは体育会系のタテ社会(だから鉄拳制裁あり)」を地で行く日野と、同じ構図のようにも思える。どんなに特殊な環境であれ、行き過ぎた教育は禁物であるが、坂上は果たして日野をしたり顔で批判できるのだろうか。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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