土屋太鳳『トリガール!』初週からトップ10圏外で”ガラガラ空席祭り”の惨状

デイリーニュースオンライン

『トリガール!』公式サイトより
『トリガール!』公式サイトより

 これが真の人気? 女優の土屋太鳳(22)主演の映画『トリガール!』(9月1日公開)が9月4日、全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ)で公開初週からトップ10圏外であることが判明した。わずか36館で公開した『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦』(9月2日公開)に敗北を喫し、土屋が新たな爆死女優に名乗りを上げた格好だ。

 『トリガール!』は滋賀県の琵琶湖で行われる「鳥人間コンテスト」を題材にした青春ドラマ。土屋の脇を間宮祥太朗(24)や高杉真宙(21)、池田エライザ(21)らが固め、監督は『貞子3D』や『ヒロイン失格』で知られる英勉監督がつとめた。

 4日に発表された全国週末興行成績ランキングでは、まさかのトップ10圏外。公開後すぐさま墜落事故を起こした。おまけに同作は、全国238館で公開されたものの、わずか36館で公開された8位の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦』、155館で公開された10位のジャッキー・チェン(63)主演『スキップ・トレース』(9月1日公開)に敗北したのだからシャレにならない。

■『トリガール!』初週からトップ10圏外の墜落事故

 観客の評価は賛否両論で、非難は「演出も脚本も映画としてのレベルではありませんでした」「演技力が乏しいのにオーバーな演技ばかりでうるさいだけ!漫画らしいが面白くもないギャグばかりで情けない」と辛辣だ。また公開当初から「鳥ガールならぬ閑古鳥という異常な状況下での鑑賞となりました」「割と映画館ガラガラですけど大丈夫?」と惨状の報告が相次ぎ、爆死の兆候が漂っていた。

「今週の週末興行成績ランキングでトップ3に入った『関ヶ原』や『怪盗グルーのミニオン大脱走』『ワンダーウーマン』に比べて、観客ターゲットが曖昧。『鳥人間コンテスト』というややニッチな題材もうまくハマらなかった。主演キャストの演技も熱血一辺倒で暑苦しく映り、どうも成人層に避けられたようだ」(映画ライター)

 土屋の最近の出演映画を振り返ると、連続テレビ小説『まれ』(NHK)で共演した山﨑賢人(23)と挑んだ『orange -オレンジ-』こそヒットしたものの、その後『兄に愛されすぎて困ってます』や『青空エール』『PとJK』など出演作がどれも爆死ぎみだ。そして『トリガール!』は大爆死に至っている。

 土屋は今、まるで爆死請負人のような立場に身を置きつつある。ドラマやCMにも引っ張りだこで知名度バツグンなのに、なぜ映画ファンにこうも受け入れられないのだろうか。

「演技は、明るく前向きで正義感の強さが前面にあふれ出て、朝ドラ時代のテイストが一向に抜けない。また山﨑や有村架(24)、菅田将暉(24)、広瀬すず(19)たちと一緒に“青春映画の主演ローテーション”の一人に数えられ、土屋の存在に『飽きた』という声も少なくない。つまり賞味期限切れ。もっと役の幅を広げないと、いよいよ危ない」(報道関係者)

 今後『8年越しの花嫁』や『となりの怪物くん』への出演がすでに決定している土屋。見る者を惹きつける好演で、世間の評価を覆すことはできるのだろうか。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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