ダウンタウン年末特番から”名物”が消える?蝶野正洋「もうビンタしない」の深層

デイリーニュースオンライン

Photo by Nicholas Kennedy Sitton (写真はイメージです)
Photo by Nicholas Kennedy Sitton (写真はイメージです)

 プロレスラーの蝶野正洋(53)が、日野皓正(74)のビンタ問題を受けて「今年はビンタはしません」と発言していると9月8日発売の『FRIDAY』(講談社)が報じている。蝶野が言及しているのは、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)の年末特番『笑ってはいけないシリーズ』での月亭方正(=山崎邦正・49)へのビンタ企画について。同企画は番組にとって名物コーナーであると同時に大晦日のお茶の間に欠かせない風物詩ともなっている。まさかの喪失に、残念がる声も多くあがっている。

「ああ見えて蝶野はまっとうな考えの常識人で、ドイツ人の奥さんの影響からか子供の人権にも敏感なリベラル志向の人物。三重県で開かれた『子育て』をテーマにした講演会でも「どんなに反発が強くても絶対に手を出しちゃダメ! 男親は背中で語るべし」と独自のイクメン論を披露しています」(芸能プロダクション関係者)

 FRIDAYの記事の中で蝶野は、日野皓正が中学生の髪をつかんでビンタした件に対し「信頼関係があったとしても、子供に教える立場としてこれはダメでしょう。(中略)体罰ですらない。もはや暴力」と言い切っている。それゆえ「今回の件で論争を呼んでいますし…今年はオファーがあってもビンタはしません」と語っている。蝶野の師匠・アントニオ猪木(74)は東北大震災直後の被災地でビンタを連発して顰蹙を買ったというが、蝶野は日野の事件を慎重に受け止めたようだ。だが、蝶野がビンタをやめる背景には別の「事故」があると分析するのはスポーツ紙の記者。

「じつは蝶野は、友人でもあるプロレスラー・高山善廣(50)が頸髄完全損傷で医師から『回復の見込みがない』と診断されたことにショックを受けている。高山のような強靭な男ですら、一つ間違えば取り返しのつかない状態になってしまう。それゆえ、バラエティ番組を見た子供たちに、うかつに自分の真似をして欲しくないという思いがあるようです」

 ともあれ同番組には尻を叩いたり、タイキックをしたりと他にも「暴力」は多くあるので、蝶野だけビンタをやめずとも良い気もするのだが。世の風潮がバラエティ番組を制限するのは時代の流れだろうか。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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