フェラーリ新型ポルトフィーノが9月に発表!フェラーリってどんなクルマ? (2/3ページ)

イキなクルマで

しかし、エンツォ・フェラーリの最愛の息子だったディーノはV6エンジンの必要性を予見していました。ディーノはわずか24歳にて急逝してしまうのですが、彼が残したV6エンジンは実際のレースで目覚ましい活躍を果たします。やがて市販車でもV6エンジンを搭載したモデルの販売が開始。その車こそが、現代まで続く「ピッコロ(小型)・フェラーリ」のはじまりとなったディーノです。このディーノは販売面で大ヒット、市販車開発の主導権を握っていたフィアットはこれを受けV8エンジンを搭載したディーノの後継車種を開発・販売。以後、フェラーリではフラッグシップであるV12エンジン搭載モデルの他、入門モデルであり、ディーノの系譜を受け継ぐV8エンジン搭載モデルを、ラインアップし続けることになるのです。

■新型フェラーリ・ポルトフィーノとは?

今回紹介するフェラーリ・ポルトフィーノは、4人乗りのFRオープンスポーツクーペ。V8ターボエンジンを搭載する「ピッコロ・フェラーリ」の系譜の1台であり、「フェラーリ・カリフォルニアT」の後継車種になります。名前の由来はイタリアでもっとも美しいといわれる港町「ポルトフィーノ」から。外装色には専用「ロッソ ポルトフィーノ」も設定しています。2ドアクーペながらリアシートも備えており、FRレイアウトを採用しているためトランクの広さにも余裕があります。600馬力という大パワーやそのアグレッシブなエクステリアとは裏腹に、旅行なども視野に入れたGT(グランドツーリング)カー、つまり長距離移動をしても疲れない、快適な乗り心地も重視されたモデルになります。

■フェラーリ・ポルトフィーノのエクステリア

フェラーリ・ポルトフィーノのエクステリアにおけるトピックは、ポルシェ初の電動リトラクタブルハードトップを採用したこと。そして、オープンカーでありながら、ファストバックスタイルを実現したということです。ファストバックスタイルとは、ルーフからトランクに掛けて一体的に流れるようなデザインになされているスタイルのことで、これにより通常の3ボックスセダンに比べてよりスポーティなスタイリングを演出できます。

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