「政務活動費」のネコババ実態を全国ローラー告発する(1)「三文判で領収書を偽造」 (1/2ページ)

アサ芸プラス

「政務活動費」のネコババ実態を全国ローラー告発する(1)「三文判で領収書を偽造」

 政務活動費のネコババ疑惑で、あの神戸市議が“SPEED辞職”。辞表を「郵送」するとは笑止千万だが、全国にはヒジョーシキな政治家がゴロゴロいる。バカ高い議員報酬をもらっておきながら、「第二の給料」でやりたい放題。庶民が汗水流して納めた血税を食い潰す、ハイエナ議員をローラー告発する。

〈私が議員を続けることによって、これ以上、議会の混乱を招いたり、市民の皆様にご迷惑をおかけするべきではないと、三日間熟慮を重ねた結果、この際、自ら議員の職を辞したいと考えるに至りました〉

 8月28日、「ハシケン」こと橋本健元神戸市議(37)が謝罪文を発表し、その翌日には議長宛てに速達郵便で辞職願を送った。

「週刊新潮」の立て続けのスクープで、自民党の今井絵理子参院議員(33)との不貞疑惑が暴かれると、有権者の信頼を取り戻す間もなく、今度は市政報告のチラシを印刷業者に「架空発注」した疑惑が浮上。政務活動費(以下、政活費)約720万円を不正受給していたと報じられた。

「辞職が決まっても、まだ幕引きとはならないようです。実は、神戸市議会では政活費不正流用事件で他に3市議が8月に辞表を提出。橋本氏で4人目なんです。神戸市民の不信感を払拭するため、他の議員からは久元喜造市長(63)に対して、橋本市議を刑事告訴すべきだとの声が上がっています」(地元紙記者)

 神戸市のずさんな政活費不正流用は、氷山の一角だった。全国の地方議員をローラー調査したところ、埼玉では「第二のハシケン」騒ぎに揺れていた。

 渦中の人物は、自民党県議団に所属していた沢田力元県議(49)。11年に当選した2期目で、その手口はハシケンと似ている。

 沢田氏はチラシの配布代として、11年から16年まで、政活費計約545万円を不正受給。さらに、都内の印刷会社にチラシ製作代として支払った領収書を偽造して、約700万円を懐に入れた疑いも持たれているのだ。沢田氏の不正行為を見抜いた、「狭山市民オンブズマン」の田中寿夫代表幹事がこう説明する。

「最初に疑ったのはゴム印の違いです。

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