熱き侍たちが躍動!! メジャーリーグ Times レジェンド・イチローに引退の可能性が… (1/2ページ)

週刊実話

 今季はマーリンズの外野レギュラー・トリオ(スタントン、イェリッチ、オスーナ)が揃って故障もせず好調なため、4人目の外野手であるイチローは先発出場の機会がほとんどない。にもかかわらず、シーズン後半に入ってイチローはコンスタントにヒットを放っており、後半戦の打率は3割2分6厘という見事な数字をマークしている。
 そんな中、所属するマイアミ・マーリンズが12億ドル(1330億円)で元ヤンキースの看板選手デレク・ジーター率いる投資家グループに売却されることが決まった。球団の売却にはオーナー会議の承認が必要になるため、実際に球団運営が新経営陣に移行するのは10月第1週になるが、すでに球団のCEO(経営最高責任者)にジーター自身の就任が決まっており、低迷するチームをどう作り変えるか注目されている。

★イチローとジーターの絆を過大評価するのは禁物

 日本のスポーツメディアは、昨年、イチローがメジャー3000本安打を達成した際、最大級の祝福をしたことなどを引き合いに出して、2人は特別な関係なのだから、ジーターのCEO就任はイチローのマーリンズ残留にプラスに作用すると報じている。しかし、筆者は逆に、ジーターのCEO就任でイチローがマーリンズに残留できる可能性は低くなったと見ている。
 なぜならジーターは、マ軍がこれまで堅持してきた「若手のレギュラー陣に、彼らのお手本になる質の高いベテランを1人加えてレベルアップを図る」というポリシーを、継承しない可能性が高いからだ。

 2014年オフにヤンキースがイチローとの契約更新を見送った時、米国のスポーツメディアはイチローと契約する球団は現れない可能性が高いと見ていた。だが、唯一、予想外のマ軍が手を挙げて、イチローを4人目の外野手として獲得した。マ軍はメジャーで最も優秀な若い野手が揃ったチームなので、ゲームに臨む準備が完璧なイチローを加えれば、格好のお手本になり、大きな効果を生むと判断したのだ。
 イチローの入団は、期待した以上の効果をもたらしたため、マ軍はオフに入ると真っ先にイチローと契約を更新して高く評価していることをアピールした。しかし、ジーター新CEOは、そのようなことはしないだろう。チームを根本から変える気でいるからだ。

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