ラグビーワールドカップ2019の開幕10か月前となる来年11月17日、ロンドン郊外にある聖地トゥイッケナム・スタジアムで、日本代表が強豪のイングランド代表と対戦することが決定した。

　イングランド代表は日本代表前ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ氏が率いており、現在の世界ランキングは2位。2015年ワールドカップで南アフリカ代表撃破を含む歴史的3勝をジャパンにもたらした名将が指揮官となったイングランド代表は、シックスネーションズ（欧州6か国対抗）連覇、テストマッチ18連勝などを遂げ、2019年ワールドカップ日本大会の優勝候補と言われている（ジョーンズ体制となってから19勝1敗、勝率95％）。

　日本代表はこれまでイングランド代表に8回（テストマッチは1回）挑んできたが、一度も勝ったことはない。キャップ非対象チームとして来日したイングランド代表と2003年7月に東京・国立競技場でぶつかって以来の対戦となる。

　日本代表は今秋、世界選抜、オーストラリア代表、フランス代表と対戦予定で、来年11月には国内でニュージーランド代表と試合をおこなうことも決まっている。自国開催の2019年ワールドカップへ向けて、ビッグチャレンジの連続となる。

　日本代表のジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチは「ラグビーワールドカップ2019の開幕を10か月後に控える大事な時期に、イングランド代表と対戦できることを喜ばしく思います。また、伝統のあるスタジアムで、8万人の観客の前で試合ができることは選手にとっても素晴らしい経験になるでしょう。2018年11月はワールドラグビーランキング1位のオールブラックス（ニュージーランド代表）との対戦と、2位のイングランド代表との対戦があり、非常なタフなシーズンですが、この機会を最大限に活かしたいと思います」とコメントした。