富士山で日本の守り神を見た!自衛隊火力演習から見る”憲法改正の必要性” (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

中国人が見た自衛隊の火力演習 (C)孫向文/大洋図書
中国人が見た自衛隊の火力演習 (C)孫向文/大洋図書

 こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。2017年8月26日、僕は静岡県御殿場市で行われた陸上自衛隊の火力演習を観覧しました。昨年の8月には夜間演習を一度閲覧したのですが、日中の演習を見学するのは初めてでした。入場者数は2万4千人と発表されました。

■神を感じさせる火力演習

 演習は富士山の麓の山間部で実施されるため、美しい光景と澄んだ空気を吸いながら演習を観覧することが可能です。前回の夜間演習の際は夕暮れで赤く染まった、今回は朝霧に包まれた富士山を鑑賞しました。白い霧に包まれた富士山の姿はとても神々しく、「万物に神が宿る」という神道の教えを思い出しました。神の山の麓で「現代の日本の守り神」たる自衛隊が演習を行う。この事実に宗教的な意味合いすら感じます。

 自衛隊の火力演習が大々的に一般公開されるのに対し、中国の人民解放軍の軍事演習はスパイによる偵察を防止するために完全非公開、しかも無人の砂漠で実施されます。人民解放軍は中国という国家のものではなく中国共産党が所持する私設軍隊にすぎません。そのため、天安門事件の時のように中国国民が中共政府に対し反乱を起こした際は、容赦なく弾圧、虐殺行為を行います。演習には自衛隊と人民解放軍の姿勢が明確に反映されています。

 火力演習は午前8時30分に開始し、自衛隊の楽団による演奏終了後、いよいよ自衛隊が誇る装備品のお目見えです。輸送用ヘリコプター「CH−47チヌーク」は数十トンもの積載量を誇り、自動小銃で武装した自衛隊員のみならず、装甲車すら輸送可能です。戦闘ヘリ「AH−1アパッチ」は、高い攻撃能力を誇り誘導ミサイルによる対地攻撃で戦車すら撃墜可能です。その中でも最もインパクトが強いのは戦車です。旧型の74式、2017年現在最も多く配置されている90式、最新型の10式の砲弾が吐き出す轟音、衝撃波には文字通り圧倒されました。

 今回の火力演習で特に印象に残ったのは、地対空、空対地誘導ミサイルの実演が長時間行われたことです。北朝鮮のミサイル発射実験がひんぱんに行われる昨今、目標を正確無比に撃墜する誘導ミサイルの開発は日本にとって一番重要な課題かもしれません。そして最新鋭の装備として水陸両用車、機動戦闘車が登場したのですが、これは尖閣諸島を人民解放軍が侵略した際の奪還作戦を想定して開発されたものではないでしょうか。

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