北朝鮮の脅威が迫るなか日本を内側から蝕む「トンデモ県知事」たち (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

photo by niekverlaan
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 縁あって某県の県知事と対談したことがある。仕事自体は問題なく終わり、知事も紳士的だったのだが、異様だったのは周囲。県の職員たちが知事の一挙手一投足を注視し、機嫌を損ねてはならぬという緊迫感に溢れていた。「県知事の県に及ぼせる権力は、首相の国への権力より遥かに大きい」とはよく言うが、まさに現代の<殿様>なのだ、と痛感した次第。

 ところが、いろんな知事がいるわけで……。

「(石平氏は)独裁政権と批判する中国政府と直接対峙することなく 日本人向けに中国政府批判を展開しているに過ぎない。闘う望月(衣塑子)記者(注1)の歌を 闘わない石平氏(55)が笑う事(注2)は吐き気を催すほど醜悪だと思う」

 とTwitterで呟いた新潟県の米山隆一知事(50)が、大炎上している。

 ……名前が挙がったように、菅義偉官房長官(68)への執拗な質問で知名度を上げた東京新聞の望月記者を、評論家の石平氏(注3)が批判したのが発端。かつて中国の民主化活動に関わった、つまり命がけで権力と闘った石平氏にしてみれば、

「望月記者がやっているのは、なんのリスクもない民主主義国家で意地悪質問で政府の記者会見を妨害するだけ。それで“ 私は権力と闘う”などと(気取るの)は、吐き気を催すほどの自惚れだ」

 望月記者の現状認識のヌルさと、それに反比例して増大するヒロイン気取りは噴飯ものだ、と言う。 これに対して、直接は関係ない米山知事がなぜか乱入したという経緯だった。

 米山知事は再三、Twitterで県政とは無関係な私見を発表することで有名。今回も悪癖の発露だろうが、独裁国家(中国)と民主主義国家(日本)を混同し、帰化している石平氏を中国人扱いするなど、わきが甘過ぎた。説得力の無い言い訳も火に油を注ぎ、さらに「謝れよ」「人種差別主義者」との声が殺到。いまも炎上が止まらない。

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