元SMAP中居正広はメンバーを野球に例えて采配を振っていた

アサジョ

元SMAP中居正広はメンバーを野球に例えて采配を振っていた

 9月8日をもってジャニーズ事務所を退所した稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾。これからは事務所に残る木村拓哉と中居正広と袂を分かち、それぞれの道を歩んでいくことになる。

 振り返ればSMAPはそれぞれのキャラクターが明確でバラエティに富んでいた。その舵取りをしていたのはリーダーの中居だ。

「SMAPのリーダーという大役を務めるにあたって、役に立ったのは野球だったそうです。中居は幼少期から大の野球好きで、中学生のときに肘を故障して辞めるまでは、大人になったらジャイアンツの選手になりたいと、本気で夢みていました。野球で学んだことは数多く、『ハングリー精神や協調性を学んだ』とインタビューで答えています。SMAPがトップアイドルになったのも、野球で学んだ中居の采配によるところが大きい。『自分が4番やピッチャーにならないほうが、チームは強くなる』と分析して、『自分ではなく、木村がグループの要でいたほうがいい』と事務所に進言しているんです」(当時を知る女性週刊誌記者)

 このジャッジに間違いはなかった。木村はキムタクの愛称で、日本一カッコいい男と呼ばれるまでになる。選手としては一歩引き、監督に徹した中居のグループマネジメントは、見事なまでに的中した。

「そもそも、中居が野球にのめり込んだきっかけは、亡き父・正志さん。幼いころ、お父さんがテレビの野球中継を観ていたため、中居少年も一緒になって観ているうちに好きになったそうです。小学生のときは毎朝6時に起床して、素振り・壁当て。その最後の1球を正志さんが見て、『今の球はいい』など感想を言ってから、会社に行くというのが日課でした。夜は、ラジオでナイター中継を聴いて、また素振り。この時に培った精神は今も中居の中にある。アイドルになってもマインドはスポーツマンそのものなんです」(前出・女性週刊誌記者)

 キムタクがSMAPのシンボルであることに誰よりも早く気づいていた中居。きっかけは最愛の父、教科書は野球だったのだ。

(北村ともこ)

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