晩節に差が出てる？　歌手の安室奈美恵（40）が9月20日、およそ1年後にあたる2018年9月16日に引退することを発表した。日本中のファンから、別れを惜しむ声や賛辞が送られている。一方、安室奈美恵とともに一時代を築いた浜崎あゆみ（38）は近年醜聞が相次ぎ、ファンの間で「引退してほしい」「あゆはあゆ。誰とも比べられない」と賛否両論が飛び交っている。

■引退電撃発表の安室に賛辞殺到

　長年、日本の音楽シーンの第一線で活躍してきた安室。20日に40歳のバースデーを迎え、公式サイトで「先日9月16日に無事、デビュー25周年を迎えることができました。皆さんの応援、支えがあって25周年目をスタートできた事に心から感謝しております」とファンへの感謝をつづった。

　しかしそこからが衝撃だった。「わたくし安室奈美恵は、2018年9月16日をもって引退することを決意致しましたので、この場を借りてファンの皆様にご報告させていただきます」と突如発表。「引退までのこの1年アルバムやコンサート、最後にできる限りの事を精一杯し、有意義な1年にしていきたいと思ってます。そして、私らしく2018年9月16日を迎えたいと思います。皆様、安室奈美恵の最後の1年を、どうぞよろしくお願い致します」と締めくくっている。

　安室の引退発表に、メディアもファンもビックリ仰天。ツイッターでも安室関連のワードがトレンド入りして「泣ける」「美しい引き際」「伝説」「私の青春だったので、残念」「カッコイイ引退！」と賞賛の声がズラリ。悲しみは芸能界にも広がり、安室のファンと公言するイモトアヤコ（31）は「清く潔く美しくかっこいい生き方心から尊敬します」「安室ちゃんは何があろうとこの先もずっとわたしにとってのHeroなのです」と賛辞を送り、木下優樹菜（29）はInstagramで号泣動画をアップした。

「後年はメディアに露出せず、ライブでもトークはほとんどなし。隙を見せることなく、プロフェッショナルとして自分の道を貫いた。ただただ感服する」（報道関係者）

　安室に悲嘆と絶賛の声が相次ぐ一方、何かと世間に比較されてきた浜崎は20日、Instagramに写真を投稿。「久々にやられました」と服を吟味する素の姿を撮られたことを報告した。

　近頃はInstagramへの投稿を繰り返し、バラエティ番組に出演してセレブアピール。知名度と歌姫としての地位は健在だ。しかしながら肉体や声質の劣化、ライブの低迷などが叫ばれているだけに、安室を引き合いに浜崎へ「引退してほしい」と心無い声が飛んでいる。これを受け、浜崎擁護派が「あゆはあゆ。誰とも比べられない」「全く関係ない」と怒りを露わにしている。

「浜崎は、不相応のハデな振る舞いが一部のファンから反感を受けている様子。同じ歌姫の安室と対極的な生き方をしているだけに、非常に比較されやすい存在。残念ながら、浜崎が何かヘマをしでかす度に非難が飛んで『安室を見習え』の大合唱になるだろう」（前出・報道関係者）

　ここ数年劣化が著しい浜崎。芸能活動や世間の低評価に疲れて、安室に続かなければ良いが。

文・海保真一（かいほ・しんいち）

※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』（宙出版）ほか多数。