【プロ野球】期待通り? それとも……。クレイトン・カーショーは3,557万ドル。メジャー・年俸トップ5の今季成績は? (1/2ページ)
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日本では広島とソフトバンクが優勝を決めたが、海の向こうメジャーリーグでは各地で優勝争いが繰り広げられている。
特に熾烈なのはア・リーグ東地区。レッドソックスとヤンキースがデッドヒートを演じ、永遠のライバル対決に現地は大盛り上がりだ。
そんな中、ヤンキースファンがやきもきするのは、田中将大のデキだ。今季は開幕序盤から乱調が続き、9月21日時点で12勝11敗、防御率4.73の成績に終わっている。
チーム2位タイの12勝を挙げているものの、自称「目の肥えた」ニューヨーカーたちの反応は鈍い。それもそのはず、田中は推定年俸2,200万ドル。自分の懐は痛んでいなくとも「年俸」と「活躍」を論じてしまうのは、世界各国どこにいっても共通の人間の性だ。
しかし、アメリカはでっかい。2,200万ドルの年俸の田中ですら、メジャー全体では21位タイ。もっと巨額のマネーを1年で手にする大スターがいるということだ。
というわけでメジャー年俸トップ5の今季の活躍をまとめてみた。
(成績は9月21日現在/年俸は推定)
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■1位:クレイトン・カーショー(ドジャース/投手/29歳)
■推定年俸
3,557万1,428ドル
■今季成績
25試合/17勝4敗/投球回163/194奪三振/防御率2.26
2011年から2014年にかけて4年連続で最優秀防御率を獲得したメジャーのキング。2014年に7年契約を結んでから、年俸トップを走り続けている。
今季は夏場に腰痛でDLリスト入りしたが、それを除けば抜群の投球内容で、ナ・リーグの防御率ランキングと勝利数でトップに立っている。椎間板ヘルニアの持病だけが心配の種で、世界一の高額年俸にふさわしい活躍を見せている。
■2位:ザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス/投手/33歳)
■推定年俸
3,400万ドル
■今季成績
30試合/17勝6敗/投球回194.1/208奪三振/防御率2.87
2009年にサイ・ヤング賞を獲得した右腕。2008年から2ケタ勝利を挙げ続けている鉄腕でもある。2015年12月に6年総額2億650万ドルの契約でダイヤモンドバックスに移籍。昨季は左脇腹を痛め、規定投球回に到達できず、13勝7敗、防御率4.37の成績でやや期待外れに終わったが、今季は見事に復活。アリゾナのファンも一安心だ。
■3位:デビッド・プライス(レッドソックス/投手/32歳)
■推定年俸
3,000万ドル
■今季成績
12試合/5勝3敗/投球回68/65奪三振/防御率3.71
2012年にレイズで20勝を挙げ、サイ・ヤング賞を獲得した左腕。近年はタイガース、ブルージェイズなどを渡り歩き、勝ち星を積み上げる仕事人であったが、2016年に投手としては史上最高総額の7年総額2億1,700万ドルの契約でレッドソックスに入団。
昨季は17勝9敗の成績を収めたが、打線の援護に恵まれた形で防御率は3.99。今季は真価を示すはずだったが、春から左ヒジの炎症を起こし、満足に登板できていない。