選挙モード突入!今回も期待される「池上節」

まいじつ

(C)Shutterstock
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テレビ東京が9月28日、東京・港区内の同局で定例社長会見を開き、衆院解散に伴う総選挙について、今回もジャーナリストの池上彰氏を起用して10月22日に開票特番を放送すると発表した。

最近、“池上無双”と呼ばれる鋭い切り口のインタビューや、候補者の素顔を表す柔らかい“一口メモ”などの手法が他局でも取り入れられているのではないか、と質問を受けた小孫茂社長は「受けたものはマネされるのはテレビ東京の宿命と考えております」と語った。

「公明党の候補に対して、創価学会との関係に切り込むのは池上さんくらいです。今回も忌憚なくガンガン突っ込んでインタビューする池上さんが楽しめるでしょう」(政治ジャーナリスト)

何と言っても今回は、民進党をも飲み込んだ小池百合子東京都知事率いる『希望の党』の候補者に、どんな鋭い質問を投げるのかが見ものだ。他にも、例えば豊田真由子氏のところにどんなレポーターを配置するかなど、興味は尽きない。

池上節で視聴率は安泰

池上氏は他局のキャスターが踏み込みにくい、あるいは聞きにくそうにしている話題にも躊躇はない。短い時間の中で、視聴者の知りたい情報や政治家の率直な反応を伝えることに腐心している。

「当選した候補者への質問事項や、短い間で何を聞くのか、他局のキャスターなども池上さんの真似をし始めているのです。特に一番聞きにくいことを『ズバリ』と聞いて、短い時間で言い訳をさせない手法は『池上責め』と言われており、他番組も参考にして台本を組んでいます。今回の衆議院選挙は『小池劇場』となり、自民党がどこかに吹っ飛んでしまった。各局とも選挙結果の見るべきポイントははっきりしてきましたが、それでも民進党にはしごを外された共産党の怒りや、都政での結託と矛盾する公明党の本音をえぐるのは池上さんしかいない。投票日の池上節が楽しみです」(同・ジャーナリスト)

選挙特番での「顔」を誰にするか、各局同士で模索が始まっている中、いち早く池上氏起用を決めたテレビ東京。今回も視聴率は安泰だろう。

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