【プロ野球】「石直球」の呉昇桓(カージナルス)が不調? 韓国人メジャーリーガーの成績は? (1/3ページ)
今季は、久々に日本人選手がデビューすることなく終わりそうなメジャーリーグ。田中将大(ヤンキース)や前田健太(ドジャース)が勝ち星は積み上げたものの今ひとつ冴えず、明るい話題は少なかったが、アジアに目を広げればどうだろうか。
近年、メジャー市場から注目を集めるのは韓国勢。日本に次いで、韓国もメジャーリーガー量産の時代が訪れている。昨年は阪神でも結果を残した呉昇桓がカージナルスの守護神に定着するなど、ここ数年は韓国人メジャーリーガーの勢いもあなどれないところまできている。
今季、彼らの活躍はどうだったのだろうか? 成績と現状をまとめてみた。
(成績は9月26日時点)
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■秋信守(チュ・シンス/レンジャーズ/外野手/35歳)
■2017年成績
145試合:打率.261(536打数140安打)/21本塁打/76打点/12盗塁
昨季は相次ぐ故障で48試合の出場に終わったが、今季は復活し、20本塁打オーバー。現状はアジア人ナンバーワンスラッガーといってもいいかもしれない。
■呉昇桓(オ・スンファン/カージナルス/投手/35歳)
■2017年成績
62試合:1勝6敗/20セーブ/投球回59.1/54奪三振/防4.10
2014年から2015年にかけて阪神で最多セーブを獲得した守護神。日本球界を席巻した「石直球」はメジャーでも通用し、昨季は76試合で防御率1.92、WHIP0.92の成績を挙げ、守護神に登り詰めた。しかし、今季はリリーフ失敗も目立ち、やや成績を落としている。
■朴炳鎬(パク・ビョンホ/ツインズ傘下/一塁手/31歳)
■2017年成績
メジャー出場なし
2012年から2015年までネクセン(韓国)で4年連続本塁打王&打点王を獲得した韓国球界を代表するスラッガー。昨季は12本塁打をかっ飛ばしたが、打率.191と確実性に欠き、夏場に3A降格。今季は構想外となり、ツインズ傘下で出番を待つ。3Aでは111試合に出場し、打率.253、14本塁打、60打点。今オフの去就が注目される。