鈴木砂羽が演じる心理カウンセラー役に「有り得ない!」の声

アサジョ

鈴木砂羽が演じる心理カウンセラー役に「有り得ない!」の声

 女優の木村多江が週刊誌のスクープ記者を演じ、夫を自死に追いやった相手に復讐を果たす。10月5日にスタートしたドラマ「ブラックリベンジ」(日本テレビ系)の初回放送で木村は、鈴木砂羽が演じる心理カウンセラーを相手に復讐に燃える自分が抱く心の闇を吐き出していた。そのシーンが現実には有り得ないとして批判にさらされているという。医療系のライターが眉をひそめる。

「鈴木が演じるカウンセラーは、家族を失った木村に対して『あなたはすべてを受け入れ、二人の死と向き合うことができて、自分で見出したのよ、生きる目的を』とアドバイス。そして『私は正しいことしてるんでしょうか?』と訊ねる木村の頭を抱きしめ、『あなたは間違っていない。安心して。私はいつでもあなたの味方よ』と寄りそう姿勢を見せました。しかしこれらの言葉は、カウンセリングの基本である『肯定もせず否定もしない』から大きく逸脱した『全面肯定』であり、相手を間違った方向に導く可能性すらある危険な行動です。現実に有り得ないアドバイスには驚きしかありません」

 心理カウンセリングでは相手を否定せずに肯定すると思われがちだが、実際は違うという。相手を全面的に肯定してしまうと、相手はそれを「正解」だと思い込んでしまい、その正解に即した行動ばかりを取るようになる恐れがある。このような“方向付け”は避けるべきというのが心理カウンセリングでは基本だというのだ。

 そのような誤った姿を描き出してしまったことについて、芸能ライターは「このシーンはむしろ鈴木のために用意されたのではないか」と裏読みする。

「鈴木といえば9月12日、自らが演出を手掛ける舞台で出演女優に土下座を強要したとして、大騒動になったばかり。この時は舞台の主宰者が鈴木を擁護していましたが、それを念頭に今回の演技を見ると、まるで自分に対して『あなたは間違っていない』と言い聞かせているように感じられます。ともあれ、いまの鈴木に心理カウンセラーの役が似合うとは思えませんね」

 本ドラマで主演の木村は「自分ではもう心の奥から湧き上がる衝動を止めることは‥‥」と語っていた。このセリフこそ、土下座事件での鈴木の心境そのものだったのではないだろうか。

(白根麻子)

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