【音アリ】「不吉な音」だけで作った“超タブーな実験曲”がヤバすぎる! 人間椅子・和嶋がトンでもない曲を制作(インタビュー)

トカナ

※画像は、和嶋慎治
※画像は、和嶋慎治

 10月4日にバンド生活28年目の20枚目のニューアルバム「異次元からの咆哮」をリリースした人間椅子。ヘヴィでポップなハードロックは健在で、はやくも「噛めば噛むほど味が出るアルバム」「好きすぎて何回も聞いている」など大大大好評だ。

 そこで、人間椅子メンバーの中でも大のオカルト好きとしても知られる和嶋慎治(G, Vo)に、アルバム各曲に込められた狙いから、現代日本の最新オカルト事情までうかがってみた。(聞き手:オカルト研究家の吉田悠軌)


――今回のアルバムでも、キリスト教的な世界観と同時に、故郷・青森を思わせる土着的な感じが混在していますね。

和嶋 「月夜の鬼踊り」は田舎の土着を感じさせるようにしました。聖と俗、と言いますが、泥臭いものほど神聖なものを感じてしまうんです。洗練されてない分、宝石の原石のような。磨きすぎて洗練させちゃうと、むしろ俗っぽくなる、本質から外れてしまう。

 自分の考え方の基本は、仏教なんです。そこから対比としてキリスト教にも興味がありますし、特に原始キリスト教が好きですね。原始キリスト教は仏教に近いのではないかと思っています。あと『旧約聖書』でいえば、「ダニエル書」や「エゼキエル書」のような預言書が好きなんです。その辺りは仏教とも根本は同じで、出方が違っているだけのような気がします。


――歌詞とは別に、メロディーでオカルトを表現しようとしたことはありますか。

和嶋 以前にやったことはありましたね。イギリスの伝説的オカルティストであるアレイスター・クロウリーが6度と7度のコードがどうのこうのという一節を書いていたので、6度と7度をやたらと使った「黄金の夜明け」という曲を前につくったことがありました。でも、その部分については意外と普通なメロディーになってしまったという(笑)。


■教会音楽ではタブー「不吉な音」だけで作成

 で、今回のアルバムの「超自然現象」という曲については、不吉な音だけで曲をつくってみようと思いまして。教会音楽ではタブーなコード減5度と、5度、短3度とルート音という四つだけで曲をつくってみようという実験的なやり方をしたんです。

【音声、その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2017/10/post_14743.html】

 この歌詞については預言書めいてもいるんですが……何度も書き直して苦労しましたね。最初は陰謀論みたいなものを書こうとしたんですが、そうすると難解で救いがなくなってしまう。そこでもう、いっそポップにしてしまおうと。なにしろサビが「来る来るミラクルパワー」ですからね(笑) ユリ・ゲラーがスプーンを曲げるのと一緒です。超能力について説明する時に彼は、スプーンを曲げるというバカバカしいことをする。その方が人に伝わる、その方がいいな、と。ここで終末の預言が書かれた『旧約聖書』の「ダニエル書」の一節を書いたら人を煙に巻くだけになってしまう。

「来る来るミラクル」って自分としてはヒットだと思ったんですが、エンジニアから「篠原ともえのクルクルミラクルじゃないですか」と指摘されて(笑) 本当に全然気づかなかったんですけどね。まあ、(作詞作曲の)石野卓球くんと同じ次元から電波をもらったんだということで、お願いします(一同爆笑)

 ちょっと面白かったのは最後のコール&レスポンスは教祖と大衆との掛け合い。その大衆の声をどんどん重ねていって、ちょうどよい人数が13人だったんですね。数字の「13」って聖なるナンバーとか呪われた数字だとか言われるじゃないですか。最後の晩餐が13人だったり、イエスが処刑されたのは13日の金曜日だったり。やはり13人という数になにかあるのかな、と思いましたね。
(文=吉田悠軌)

※画像は、和嶋慎治

「【音アリ】「不吉な音」だけで作った“超タブーな実験曲”がヤバすぎる! 人間椅子・和嶋がトンでもない曲を制作(インタビュー)」のページです。デイリーニュースオンラインは、和嶋慎治吉田悠軌人間椅子オカルトカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
このエントリーをはてなブックマークに追加
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧