ポータブルスキルとは? 新入社員も知っておきたいキャリアのこと (1/3ページ)
みなさんは「ポータブルスキル」という言葉を聞いたことはありませんか? 就活でもよく耳にすることがありますが、ポータブルスキルとはいったい何のことなのか知らない人も多いでしょう。そこで今回は、この「ポータブルスキル」の意味についてまとめてみました。
■ポータブルスキルとは「持ち運び可能な能力」のこと
ポータブルスキルとは「持ち運び可能な、仕事をする上で重要な能力」と定義されています。その人自身に備わっている能力なので、自由に持ち運ぶことができるということで、たとえ別の業種、職種に移ったとしても活用することが可能です。
では「持ち運び可能な、仕事をする上で重要な能力」とは、具体的にどんな内容になるのでしょうか。厚生労働省が公開している「『ポータブルスキル』活用研修」(人材サービス産業協議会が作成)によると、ポータブルスキルは、
●専門技術・知識
●仕事のやり方
●人との関わり方
この3つで構成されています。専門技術・知識はもちろん、仕事のやり方や人との関わり方は、どんな会社でも重要なことですよね。
この3つのうち「仕事のやり方」と「人との関わり方」はさらに細かく分類されています。
まず「仕事のやり方」ですが、成果をあげるために重要な行動として以下のように大きく3つに分けた上で、さらに5つに細かく分類。各行動は「職務遂行上、特に重要であるもの」を挙げています。