池上彰、政界大物に軽くいなされご立腹?選挙特番でブチ切れ八つ当たりの珍場面

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池上彰、政界大物に軽くいなされご立腹?選挙特番でブチ切れ八つ当たりの珍場面(写真はイメージです)
池上彰、政界大物に軽くいなされご立腹?選挙特番でブチ切れ八つ当たりの珍場面(写真はイメージです)

 ジャーナリストの池上彰(67)が、22日放送の『池上彰の総選挙ライブ』(テレビ東京系)で衆院選開票特番で民放トップの視聴率9.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークして“池上無双”を見せつけるも、番組内に行われた安倍晋三首相(63)との中継に不快感を示し、「極めて異例」と不満を述べた。

「池上さんは表情こそ穏やかでしたが、目にチックを走らせ、明らかに自民党の対応に対して腹を立てている様子でした」と説明するのはテレビ局の報道関係者だ。

「池上さんがキレたのは番組が始まって3時間半が過ぎた終盤のこと。『記者が選んだポスト安倍1位』の岸田政調会長にインタビューする前でした。池上さんが急に『岸田さんに話を聞く前に、一言申し上げておきたい』と言い出し、安倍首相へのインタビュー中に自民党の当確発表が始まってしまい、安倍さんとのやり取りが聞こえなくなってしまったと不満を漏らした。池上さんは番組中にも関わらず『(インタビュー中継では)そういうことをしないのがルールだったはず』『(こんな事態は)極めて異例です』と怒りが収まりませんでした」

 岸田は「申し訳ない」「お詫び申し上げます」と即座に謝罪し、池上さんも満足げな表情に戻ったが、党事務所の進行の不備を政調会長にキレるのはお門違い。それに「極めて異例」と池上はいうが、選挙特番のインタビュー中にこうした”花付け”が行われることはよくある光景である。池上さんはなぜこうまで不機嫌になったのか。

「池上さんが怒ったのは、2つの伏線がある。まず番組の前半で自民党の大物・二階俊博幹事長(78)にインタビューした時に『あまりいい質問じゃない』と軽くあしらわれたことが相当カチンと来たようです。失言を誘導しようと果敢に挑んだのに、老獪な二階からは美味しいコメントが取れず、さらに『2010 ユーキャン新語・流行語大賞』のトップテンにも入った『いい質問ですねぇ』を皮肉られた。池上さんは二階の迫力の前に得意の軽妙な返しも出来ず、視聴者の前で恥をかかされていた」(週刊誌記者)

 そして、番組の見せ場、安倍首相へのインタビューでも池上さんは「自民党に大敗」していたという。

■自民党の妨害説も?大音量の花付けアナウンスで切り込めず

「池上さんは対・安倍首相への厳しい質問をかなり仕込んでいたようですが、まず安倍首相が台風21号の被害へのお見舞いを長々と話し始め、舌鋒を挫かれた。それでも池上さんが『毎回、選挙では危機感を煽りすぎでは?』『日本経済が信用を失っていないか?』などとイジワルな質問をぶつけます。首相は厳しい表情で受け答えしていましたが、突然、党事務所内で”当選確実”情報が大音量で読み上げられ始めました。首相はイヤホンを耳に押し当てる素振りを見せ、やりとりが何度も中断され、最後は池上の質問途中で中継がプッツリ切れてしまいました」 (週刊誌記者)

 池上さんが怒るのも無理はない状況だったと言えそうだ。

「自民党が本当に手を焼いてるのは、敵意むきだしのテレビ朝日やTBSではありません。本当に面倒なのは失言を引き出そうと押したり引いたり駆け引きしてくる池上さんです。しかし、二階も小泉進次郎(36)も今回のインタビューでは池上をうまくやり込めている。首相インタビューでも党本部が中継時間を計算して周到に”池上対策”を準備していたことは充分考えられます」

 選挙戦同様、自民党の用意周到さが戦いを制した格好か。池上さんの反撃はいつ見れるだろうか。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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