歌舞伎俳優の市川海老蔵（39）が10月31日にブログを更新。発売中の週刊誌『女性自身』（光文社）が報じた“新恋人”の存在を完全否定した。「酷いと思いました」と正直な気持ちを綴っており、これにネット上では週刊誌の行き過ぎ報道への批判の声が沸き起こっている。その一方、今回の“新恋人報道”に対する世間の反発が強かったことで「再婚が遠のいた」との指摘があり、大名跡「市川團十郎」襲名にまで影響が出そうな気配になっているという。

■「恋人いる」発言は再婚話をかわすためのウソ？

　海老蔵は31日付のブログで「私に彼女？笑笑」と切り出しつつ、「私は私に彼女がいるらしい事を週刊誌を通して知りました。海老蔵に彼女いるらしい」と冗談めかしながら報道を完全否定。続けて「そんな気持ちになれないよ、酷いと思いました」と約4カ月前に他界したばかりの亡き妻・小林麻央さんへの思いをにじませながら憤りをあらわにした。

　さらに同日付の別の投稿で「なんだろうね…いないよ。と言っているのに、次々と関連記事が笑笑。そんなに彼女いてほしいのですかね、マスコミは。彼女いたらいたで、彼女いないならいないで、結婚したらしたで。結婚しないならしないで、色々と…笑笑。ありがとうこざいます」とあらためて否定。関連報道が続いていることに対して「ただ一つ言えることは全て私が決めます。ただそれだけなので私からそう言ったご報告ある時のみ信じていただければ良いかなーと素朴に思う」とファンに呼びかけている。

　問題の報道では、海老蔵が8月中旬に舞台公演で訪れた大阪の高級ラウンジで後援者たちと談笑。その際に後援者から「市川團十郎を襲名するなら奥さんがいた方がいい」と再婚話を切り出され、さらに「麻央さんのお姉さんはどうか」と麻央さんの姉でフリーアナウンサーの小林麻耶（38）を猛プッシュされたという。これに海老蔵が困ったような顔をしながら「実は付き合っている人がいる」と突然告白し、後援者たちが驚愕したとされている。

「新恋人報道の直後、ネット上では『再婚はやっ！』『奥さんへの気持ちはその程度だったの？』『やっぱり信用できない人』などと批判が殺到。8月中旬といえば麻央さんが他界してから2カ月足らずですからね。しかし、この当時から業界内では『うるさい後援者を黙らせるためのウソだったのでは』との説が有力視されていました。なにせ海老蔵の行動はマスコミの注目の的になっているのに、いくら追いかけてもまったく新しい女性の影はありませんでしたから」（週刊誌記者）