今年も偏向とサヨク臭?どこよりも早い「2017年新語・流行語大賞」を大予測

デイリーニュースオンライン

Photo by guzzphoto(写真はイメージです)
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 早いもので、今年も残すところ2ヶ月を切った。この時期になると徐々に話題になってくるのが、<2017ユーキャン新語・流行語大賞>だ。実はすでに注目語という扱いで、上半期の候補10語が発表されている。

<インスタ映え>、<うんこ漢字ドリル>、<空前絶後の〜>、<けものフレンズ>、<35億>、<忖度>、<ハンドスピナー>、<フェイクニュース>、<藤井フィーバー>、<メルカリ>。

 まあまあ、それほど違和感の無い言葉が並んでいる。これらは自由国民社の「現代用語の基礎知識」編集部が選出したもので、必ずしも<ユーキャン新語・流行語大賞>とは一致しない。が、毎年、同誌編集長が選考委員に入っているので、確度は高い。

 ひそみに倣って下半期の候補を挙げてみると、

<このハゲーーーーー>、<一線は超えてない>、<都民ファーストの会>、<ヒアリ>、<Jアラート>、<新しい地図>、<にゃんこスター>、<データ偽装>、<排除します>、<煽り運転>。

 ……といったところか。

 まずは恒例の「芸人枠」を考えてみる。一昨年の<安心してくだい、履いてますよ>、昨年の<PPAP>など、最も流行語っぽい言葉を生み出すジャンルだ。サンシャイン池崎の自己紹介フレーズ<空前絶後の〜>や、秋の『キングオブコント』で注目された<にゃんこスター>では地味な印象はぬぐえない。やはりパロディにされまくったブルゾンちえみが最有力だろうか。彼女を象徴するのが<35億>というフレーズなのかは疑問だが……。流行語大賞受賞芸人は一発屋になるジンクス(注1)があるだけに、素直に受賞するかが注目される。

■誰が選んでるんだ?毎年出てくる”ヒドい言葉たち”

 他愛なく楽しい芸人のフレーズはいい。また妙に野球用語を推してくるのも、まだいい(注2)。近年<流行語大賞>が物議を醸し、論争を呼ぶのは、なんとも鼻につく言葉が毎年入ってくるからだ。

 2014年<集団的自衛権・ダメよ〜ダメダメ>(注3)、2015年<アベ政治を許さない>と来て、昨年の<保育園落ちた、日本死ね>が大きな反発を呼んだことは、強く記憶に残っている方が多いだろう。もともとは都内の主婦と称する女性?のブログでの発言だったが、民進党(当時)の山尾志桜里議員が国会で取り上げて広まった。

「まずブロガーの実在が疑われ、待機児童は地方自治体の問題であって日本の問題ではないと指摘された。何より問題提起だろうと何だろうと、自分の国に<死ね>と汚い言葉を平気で使う神経と、それを喜々として取り上げる民進党やメディアへの反発が渦巻いた」(政治ジャーナリスト)

 受賞者として喜色満面で表彰された山尾議員が、民進党幹事長になる寸前に「子供を放置して既婚男性と逢瀬を重ねている」との報道が飛び出して離党。先の衆院選で辛うじて当選した——ことは、本題でないのでひとまず置く。

 つまり<ユーキャン新語・流行語大賞>が選ぶ言葉は党派性が強く、有体に言えばサヨク臭がキツイのだ。これに対する批判もすでに多く、「どこで流行っているんだ、そんな言葉」「極左グループのスローガンか」「流行語大賞は団塊サヨクのおもちゃ」(注4)などなど。しかし姜尚中、やくみつる、箭内道彦ら選考委員各氏に代表されるスタッフは、頑なな姿勢を崩していない。

 ゆえに今年も、<忖度>は彼らが憎んで止まない安倍晋三首相批判として、<排除する>は二番目に嫌いな小池百合子都知事批判として、選んでくる可能性が高い。また<立憲民主党>とか<エダのん>とか、いまお気に入りの政党も推してくるかもしれない。

 ——とはいえ彼らがいくら<アベ許さん><日本死ね>と喚こうが、安倍首相は国政選挙に5連勝し、日本は死んでいない。あまり目くじらを立てず、今度はどんな偏向(注5)フレーズを入れてくるのか?を、薄ら笑いを浮かべつつ見守るのがいいのかも。

(注1) 一発屋芸人の道…テツ&トモ、エドはるみ、楽しんごら、歴代の流行語大賞受賞芸人は、一発屋と称されることが多い。
(注2) 野球推し…昨年の<トリプルスリー>など、誰も使ってないフレーズを入れてくるのも、団塊世代が団塊に向けて選んでいるからか。
(注3) 自衛権・ダメよ〜…そもそも違う言葉だが、明らかに、並べて書くことで前者を否定させる印象を狙った(審査員も認めた)。
(注4) 流行語大賞は団塊サヨクのおもちゃ…これは数年前に筆者が作ったコピー(笑)。
(注5) 偏向…「反日」という一方向のみに偏向している。

著者プロフィール

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コンテンツプロデューサー

田中ねぃ

東京都出身。早大卒後、新潮社入社。『週刊新潮』『FOCUS』を経て、現在『コミック&プロデュース事業部』部長。本業以外にプロレス、アニメ、アイドル、特撮、TV、映画などサブカルチャーに造詣が深い。Daily News Onlineではニュースとカルチャーを絡めたコラムを連載中。愛称は田中‟ダスティ”ねぃ

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