富士山裾野御殿場大会優勝は初出場のPEARLS! シーズン女王はアルカス (1/2ページ)

ラグビーリパブリック

 衝撃のメジャーデビューだ。

 PEARLSファミリーの歓喜の声が富士山の麓に響いた。

 11月11日から始まっていた太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2017 第4戦・富士山裾野御殿場大会(静岡・裾野市運動公園陸上競技場)。12日には各カテゴリーのトーナメント戦がおこなわれ、カップ(最上位)トーナメントで大会初出場のPEARLS(MIE WOMEN’S RUGBY FOOTBALL CLUB)が頂点に立った。

 ファイナルで日体大ラグビー部女子に22-12と快勝した後の円陣で、齋藤久GMが声を弾ませた。

「(創部)17か月で歴史を作った。また、明日から新しい歴史を作っていこう」

 昨年うぶ声をあげたばかりのクラブが、2017年シーズンの最後に痛快な勝利を手にした。

 前日、アルカス熊谷にこそ敗れたものの、カ・ラ・ダファクトリーRugirl-7、チャレンジチームを破り、プールAで2位となった勢いは2日目になってさらに増した。

 カップ準々決勝でYOKOHAMA TKMに12-7と競り勝つと、準決勝で北海道バーバリアンズディアナに27-7と完勝。そして決勝では、準決勝でアルカス熊谷を倒して勝ち上がってきた日体大を寄せつけなかった。

 ファイナルでの戦いは堂々としたものだった。

 立ち上がりのキックオフボールを受けると攻め続け、元日本代表、このチームを強烈なキャプテンシーで牽引するキャプテンの伊藤絵美が豪快な走りでチャンスを作った。1分30秒ほど続いた攻撃を仕上げたのはNZ・ウェリントンからやって来た、同国セブンズ代表候補のジョージア・ダールス。豪快にインゴールに入り、がっちり流れをつかんだ。

 さらにその3分後にもトライを奪った。12-0とリードして前半を終えると、後半2分にはラインアウトからのサインプレーで大島千佳がトライを奪う。17-0として勝負を決めた。

 アカデミーチームも持ち、三重で地域に根ざした活動を続けてきた。15人制女子日本代表主将の齊藤聖奈もいる。トップチームのコーチを務めるのは、啓光学園高校(現・常翔啓光学園)を率いて花園を席巻した記虎敏和氏。土台をしっかり作ったから積み上げがうまくいった。

「富士山裾野御殿場大会優勝は初出場のPEARLS! シーズン女王はアルカス」のページです。デイリーニュースオンラインは、スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧