なぜ「光るベンチ」は、阪大に現れたのか? 販売元で現物も見てきた (1/2ページ)

Jタウンネット

ベンチも光る時代(以下、ラボ・デザインズ・システムズにてJタウンネットが撮影)
ベンチも光る時代(以下、ラボ・デザインズ・システムズにてJタウンネットが撮影)

大阪大学吹田キャンパスの産業科学研究所前に、2017年10月、謎の「光るベンチ」が突如現れた。ライトアップされているのではなく、ベンチ全体が光を放っている姿は存在感がある。

その登場に驚いたツイッターユーザーの投稿は多数リツイートされ、大きな話題を呼んでいる。そこでJタウンネットは、大阪大学の産業科学研究所(以下、産研)と、その「光るベンチ」販売元のラボ・デザイン・システムズおよびヤマト科学に取材し、話を伺ってみた。


ベンチも光る時代(以下、ラボ・デザインズ・システムズにてJタウンネットが撮影)
研究所前に設置した理由

Jタウンネットの取材にメールで応えてくれたのは、産研所長の中谷和彦教授。光るベンチ導入の背景には、同研究所とヤマト科学が共同研究を行っているため、以前からつながりがあったことがあるという。

形にも複数のタイプがある
形にも複数のタイプがある

大学付属の研究所が税金で賄われていることから、納税者である国民からの理解を得る必要があり、それを達成するための活動(アウトリーチ活動)の一環で設置したという。

設置された場所は、春には学内外から人々が訪れるという研究所前の枝垂れ(しだれ)桜の下で、

「アウトリーチ活動の基本は、研究所を見て、知って頂くことが第一。桜の季節には桜と光るベンチの不思議な組み合わせを、また、年中を通して光るベンチを楽しんでいただけるのではないかと思っています」

と語った。

ベンチが光る時間帯は、日没から22時までで、冬は長い時間その様子を楽しめそうだ。

ありそうでなかった「全体が光る」ベンチのポテンシャル

そんな光るベンチこと「Lightbench」(ライトベンチ)を日本に持ち込み、販売を手掛けているのが、ヤマト科学のグループ企業、ラボ・デザイン・システムズだ。本社(東京都江東区)に現物があると聞き、足を運んでみた。

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