ビートたけし、稲垣吾郎への助言「転機こそ進化のチャンス」に感動が広がる

デイリーニュースオンライン

Photo by Photking(写真はイメージです)
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 ビートたけし(70)が11月16日放送の『ゴロウ・デラックス』(TBS系)に出演し、稲垣吾郎(43)に「転機こそ進化のチャンス」とジャニーズからの独立を応援する助言を送り、視聴者の間で話題になっている。

 番組の最後に、MCの外山惠理(42)から「じつはゴロウさん、人生の転機を迎えられて…」「先輩からアドバイスを」と振られると、たけしは「幸福の科学行ったらどう?」と小ボケをかました後、得意の「進化論」になぞらえ次のように話した。

「あらゆる物は(たとえば)人類だったら死んで遺伝し残して、消滅と生れ変わりをくり返す訳で、転機がいっぱいあった方がいいと思う。転機があるってことは進化してる証拠なんで、ありがたいと思った方がいいよ。脱皮だと思った方がいい。蚕から繭になって蚕蛾になっていく、羽化するまでの段階だと思えばいい。実に今いいとこ来てると思った方がいいんじゃないの?」

 芸能界の大御所の優しさと含蓄あふれる言葉に、稲垣も「嬉しいな…」と感じ入った顔だった。これを受け、SNSでもファンたちから「たけしさんありがとう」「まさかの応援?」「優しすぎる」と感激コメントが乱れ飛んだ。

■不祥事、謹慎、そして独立…たけしと稲垣で共通する”転機と進化”

 だが、たけしがここまで強いエールを送る裏には、彼と稲垣の「共通する転機と進化がある」とあるテレビ局関係者は説明する。

「たけしは単なる思いつきで社交辞令を言ったのではありません。彼もまた実際に86年12月9日に講談社『フライデー』編集部を襲撃し、逮捕され、87年に復帰するまで7ヶ月間の謹慎を経験しています。そして、事件後には太田プロダクションを独立。その過程で芸能界の多くの友人が手の平を返し離れていき、『たけしはもうダメ』とさんざん叩かれた。そして事務所からも水面下で横槍が入ったといいます。ですが、たけしは苦しい転機の度に進化を遂げて、活動の幅を広げていったのです」

 この逮捕・謹慎・独立は稲垣と同じではないか。忖度によって手の平を返すテレビ局、それを横目にさらなる忖度で共演を避ける元友人たち。そんな稲垣、草彅剛(43)、香取慎吾(43)の苦境を、たけしは我が事のように感じていたのかもしれない。

 じつはビートたけしは少し前に『週刊実話』(日本ジャーナル出版/17年1月5日号)でこんな風にも語っている。

「ジャニーズ事務所って、なんでこんなに力を持っているんだ? 独占禁止法に引っ掛からないのか?(中略)本当はジャニーズ以外からもいろんなのがじゃんじゃん出てくるようになれば、すごいグループが生まれるようになると思うんだけどな。あまりに独占企業になると、進化しなくなるかもね」

「転機は進化のチャンス」。たけしの言葉を信じて、稲垣吾郎の進化を見守っていきたい。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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