嵐・櫻井翔パパが電通に天下り?コネ入社は”東京五輪の利権争い”のキナ臭さ

デイリーニュースオンライン

Photo by Photo AC(写真はイメージです)
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 アイドルグループ・嵐の櫻井翔(35)の父で「櫻井パパ」こと、元総務省事務次官・桜井俊氏(63)が、広告代理店の最大手・電通の執行役員に就任することが29日に同社から発表された。桜井氏は東大法学部を卒業し、15年には官僚のトップである事務次官になったスーパーエリートで、総務省退官後は三井住友信託銀行の顧問に就いていた。

「30日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ)によると、桜井氏は『電通の女性社員の過労自殺を受け、内部統制機能全般の強化を担当する』などと言っていますが、要はテレビ局対策の”天下り”と見る向きがほとんど。総務省はテレビ局の監督官庁で、中でも櫻井パパはテレビと縁深い旧郵政組。以前、櫻井翔の実妹が日本テレビに入社したことで叩かれたこともあり、露骨すぎるテレビ局への天下りは避け、ワンクッション置いて電通に決めたようです。タレントや政治家の子息の新卒社員も多い電通社内では『桜井氏は息子の逆コネ入社だ』とネタにされてます」(経済紙記者)

 はれてテレビ業界とも関係が深い電通に入った桜井氏だが「これで芸能界の勢力図にも大きく影響する可能性がある」と広告代理店関係者はいう。

「桜井氏の入社で、嵐のテレビ番組に(忖度も含め)電通からバックアップが入ることは間違いない。さらに大きいのはジャニー喜多川会長の大号令の元、社運をかけて取り組んでいる2020年東京五輪への影響です。稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(43)、香取慎吾(40)の退所3人組が日本財団のパラリンピック・スペシャルサポーターに就任しましたが、電通も東京招致の段階から五輪に食い込んでいる。公式スポンサー集めは専任代理店である電通の仕事で、IOC絡みの世界広告と合わせれば3000億円以上。もはや電通五輪といわれるほどの影響力を持ってます。順当にいけば、五輪番組のキャスターや公式スポンサーのCM出演が、嵐をはじめ多くのジャニーズタレントに割り振られることになるでしょう」

 桜井パパの電通入りで、嵐の五輪キャスターは盤石だろうか。前出の記者によれば、電通は東京五輪の組織委員会とも密接な関係にあるため、開会式の仕切りや国歌独唱のキャスティングに関しても、同委員会理事の秋元康(59)や会長の森喜朗(80)らと熾烈な綱引きが予想されるという。開会式や独唱もジャニーズ一色になるのか、東京五輪の裏で繰り広げられる芸能利権の駆け引きはすでに始まっているようだ。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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