浅野忠信の父が覚せい剤逮捕でフジテレビをはじめ業界内が大混乱のワケ

デイリーニュースオンライン

Photo by Photo AC(写真はイメージです)
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 俳優の浅野忠信(44)の父親で、所属事務所「アノレ」社長・佐藤幸久容疑者(68)が覚せい剤使用の疑いで警視庁に逮捕されていたと5日、フジテレビのニュースサイト「ホウドウキョク」が報じた。同容疑者は11月30日未明、東京・渋谷区道玄坂で、職務質問を受けた際にガラスのパイプを所持していることが判明。渋谷警察署で尿検査を行ったところ、覚せい剤の陽性反応が出たため逮捕されたとしている。

 芸能界の薬物汚染といえば、大物タレントの子供が不祥事を起こすというパターンが定番だったが、今回はまさかの有名俳優の実の親の不祥事。親の罪は子には関係ない、といいたいところだが、所属事務所の社長となれば話は別だろう。浅野といえば『刑事ゆがみ』(フジテレビ系)が好評を博している最中である。今後、ドラマへの影響は免れない。

「刑事ドラマの放送中に、主演俳優の事務所の社長が逮捕されるという事態に、『刑事ゆがみ』を放送していたフジテレビ内にも混乱が広がっています。とりあえず、フジテレビは今月7日に放送を予定している第9話については『オンエアに変更はありません』と発表している。最後まで放送してほしいという声が多く上がっているので、世論の反応を見ながら最終回までは放送する方向のようです。フジとしては視聴率こそ6.8%(8話/平均は6.48%)と低迷しているものの、ドラマとしての評価も高いため、気長に同局のコンテンツに育てたかったようですが、シリーズ化や映画化の話は白紙になったと言われています」(週刊誌記者)

 ソフト不足に悩むフジテレビにとっては、弱り目に祟り目。つくづく運に見放されているようだ。だが、68歳にもなって覚せい剤を繁華街・道玄坂で所持していた男・佐藤幸久とはいかなる男なのか。息子の名前で芸能界にぶら下がる父親かと思いきや、そうでもないようだ。

「佐藤は元々、石倉三郎(70)のマネージャーをしていた古い業界人で、息子の浅野や菊地凛子(12年まで所属)のハリウッド進出の足掛かりを作ったのも佐藤だと言われています。加瀬亮(43)、新井浩文(38)ら売れっ子も抱え、浅野もハリウッド映画に高額ギャラで出演しているので、事務所運営は絶好調だったはず。浅野以外の所属俳優の仕事にも影響が及ぶ可能性もあり、業界内でも信じられないといった声ばかりです」(芸能プロダクション関係者)

 気のゆるみが招いた不祥事なのか。だが、タレントを律する立場の社長の醜聞に、同社の営業面での影響も懸念され、同関係者によれば、浅野をはじめとする所属のタレントが離脱するのではという話も出ているという。

 父の不祥事で思わぬとばっちりを食らいそうな浅野忠信。だが、彼のTwitterアカウントに「サイケデリックな音楽がすき」というプロフィールで、ブッ飛んだ派手メガネをかけて微笑む姿を見るにつけ、嗜好の遺伝がなければと、祈るばかりである。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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