脂肪・ニオイ・食欲。人体解剖を経験した医学生が語るリアル体験談 (1/3ページ)
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人体とそこに隠された秘密は解剖するまではわからない。人体の仕組みを知るために行われる解剖実習は、一部の医師を目指す人にとっては必須項目である。
一般の人にとっては知りえない経験である。死んでいるとは言えそこにあるのは同じ人間だ。解剖するには、人体を切り刻む自分と心理的な距離を置く能力が必要となる。更に解剖するとすごく強烈な臭いが漂うため、吐き気に耐えうる強靭な胃が必要となる。
そんな実習を終えた医学生たちはどんな気分になるのだろう?
フィクションの世界では解剖後に食事がのどを通らなくなるシーンもある。実際にはどうなのだろう?海外の医学生が語った解剖実習のリアルな体験談を見ていくことにしよう。
・とにかく脂肪にぶちあたる
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アメリカのポッドキャスト番組で匿名の医学生が語った話によると、まず脂肪が待ち受けているそうだ。その脂肪はありとあらゆるところにあるという。
「痩せてる、太ってるにかかわらず、本当に脂肪がいろんなところにあるんです。皮膚の層があって、次に脂肪の層があって、それから筋肉や内臓がある・・って感じじゃないんです」
「すっごく小さいものの間にも脂肪があって、眼窩の中にもたくさんついてます。人の体にはそれぐらい脂肪があって、気持ち悪いんです。とてもべちゃべちゃしてて、すごくクセがあるにおいがする。