日馬富士が飲んだ「貴乃花潰し」密約全容(3)貴ノ岩は全力士を敵に回した (1/2ページ)

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日馬富士が飲んだ「貴乃花潰し」密約全容(3)貴ノ岩は全力士を敵に回した

 一方、協会内で旗色の悪い貴乃花親方は、会議後、「日馬富士は辞める必要はなかった。何かの陰謀で引退に追い込まれた」などと周囲に漏らしており、自分にも処分が下ることを覚悟している様子だという。

「こちらも警察の捜査の結果待ちだが、理事降格は避けられない。巡業部長として報告義務を怠った職務違反は見過ごすことができず、1階級降格、または親方としては最低の平年寄扱いまで落とされるかもしれない。いずれにしても、日馬富士との“密約”と引き換えに、協会が貴乃花潰しにシフトするのは間違いありません」(別の相撲部屋関係者)

 貴乃花親方が対立を深めるのは協会だけではない。鳥取県警は28日に行った白鵬への事情聴取に異例の7時間半をかけている。

「言葉の問題もあったが、暴行のあった二次会だけでなく一次会での説教など白鵬には『共犯』の疑いがあった。そのため、同席していただけに第三者と言えるのか確定するまでに長時間がかかったと見られています」(相撲担当記者)

 そこで気になるのは、騒動後、公の場に姿を一切現さない貴ノ岩の今後だ。

「最悪、引退に追い込まれる可能性が高い。貴乃花親方は初場所も休場させると言っている。初場所の番付しだいだがこのまま休場すれば全敗扱いとなり、さらに十両落ちが予想される。そこからはい上がるには気力がもたないだろう。また、現役横綱を完全に怒らせた貴ノ岩は全力士を敵に回したようなものだけに、復帰するのはガゼン厳しくなる」(相撲部屋関係者)

 常日頃からガチンコの取組で戦っていることを周囲に吹聴していた貴ノ岩。最部屋の格下力士に向かい、

「お前らガチで勝っているのか?」

 と、自分が真剣勝負で結果を残していることを自慢げに語っていた。また、モンゴル互助会に関しては、

「偉そうな顔をされる筋合いはない」

 と、加わる意思がないことも明かしていた。

「日馬富士が飲んだ「貴乃花潰し」密約全容(3)貴ノ岩は全力士を敵に回した」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2017年 12/14号貴ノ岩日馬富士貴乃花相撲スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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