NHKは本当に公共放送?『クローズアップ現代+』の悪質な”印象操作”に批判殺到

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NHKは本当に公共放送?『クローズアップ現代+』の悪質な”印象操作”に批判殺到
NHKは本当に公共放送?『クローズアップ現代+』の悪質な”印象操作”に批判殺到

 NHKの報道番組『クローズアップ現代+』の悪質な取材方法を、自民党・萩生田光一副長官(54)が明かして、印象操作ともいうべき偏向姿勢に批判が集まっている。

 萩生田氏といえば、安倍晋三首相(63)が便宜を図ったとされた加計問題において、マスコミが「加計ありきの首謀者』と騒ぎたてた人物である。安倍首相と加計孝太郎氏のスリーショットのバーベキュー写真を公開され、野党からは証人喚問まで要求されている。

 萩生田氏は21日に『真相深入り 虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)に出演し、自身が圧力をかけたとされる内部文書『10月21日文書』について、6月19日『クローズアップ現代+』が行った卑劣な印象操作を明かした。

「同番組では入手した内部文書を、当事者の萩生田氏に取材せず、そのまま”スクープ”として放送しようとしていたようです。出会い系カフェ通いの元文科省事務次官・前川喜平氏やその部下を囲い込み、その取材映像も準備した上で一方的な言い分を放送するつもりだった。しかし、そこでNHK政治部が『さすがに公共放送として公平さに欠ける』と意見して、仕方なく萩生田氏に取材することになったとか。とはいえ取材といっても名目だけで、実際には放送前夜に、内部文書の内容を見せずに、その内部文書に関してのQ&AをFAXするというアリバイ作りを思わせる酷いものでした。当然、何が書かれた文書かも知らされない萩生田は『分からない」としか言いようがなく、そう答えたコメントがそのまま放送されてしまいました」(週刊誌記者)

 これでは「カケありき」ではなく「結論ありき」の報道といったところか。ちなみにNHKとて偏向の一枚岩ではない。この問題でも局内部で社会部と政治部の対立があったことは、同日の放送で社会部・大河内直人記者と、政治部・原聖樹記者が異例の激論を交していることからも明らかになっていることは付け加えておく。

■TBSでもVTR作りで悪意のある印象操作?

 萩生田氏は他にも「TBSでは毎日、豊田(真由子・43)さんの隣りに写真を並べられ、その写真も別に提出してるのにわざわざ『組の手入れで捕まったような人相の写真』を探してきて使用され、自分の証言してる部分では『凄い低い声のナレーション』で読まれた」と、TBSの悪意ある”ストーリー”作りのプロセスを指摘している。

 さらに有名になった安倍首相と加計氏のBBQ写真についても、「自分は民進党の桜井(充・61)氏から”在職中”に理事長と話すことがあったか聞かれたから『あった』と答えたら、Facebookに掲載していたその”2年半後”に(唯一初めて)加計氏と飲食した時のBBQの写真を組み合わせて『萩生田が嘘ついた』ことにされていた」と説明。

 また、連日マスコミに報道された、自由党・森ゆうこ議員(61)から「15年4月3日に今治市の職員が官邸に会いに来ている」と指摘されたことについても、萩生田氏は「その時点で私は官房副長官ではありませんから」と返して、森の方が恥をかくという顛末だったことを明かした。だが、これについても、森の勇ましい追及シーンだけが放送され、萩生田の指摘の部分はカットされていたことは言うまでもない。

 立憲民主党の辻元清美国対委員長(57)が、さらにスーパーコンピューター助成金問題を加え、「モリ・カケ・スパ」にしようと張り切っているというから開いた口がふさがらない。NHKやTBSが延々と偏向報道するだけで、いつまで経っても進展しないモリカケ問題はいつまで続くのやら。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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