『逃げ恥』全話一挙放送に「いまさら」感

まいじつ

『逃げ恥』全話一挙放送に「いまさら」感

昨年に大きな人気と話題を呼んだ新垣結衣と星野源が出演する連続ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』が、大みそかから元旦にかけて全話再放送される。12月31日は午前8時55分から午後4時半まで8話分、翌1月1日は午後2時半から午後5時半まで残り3話分、全11話を一挙に放送する。

「TBSが年末年始にまさかの『逃げ恥』再放送の編成を組んできたことで、他局は驚いたようです。本放送のときに見逃していた人も多く、ブームに乗り遅れた人が一気にまとめて見るする可能性は高いと思われます。また、2018年4月に続編が放送される可能性も高いので、その前に復習しておきたいという人もいるでしょう」(番組制作関係者)

大みそかから元旦にかけては各テレビ局で目玉番組が目白押しになっている。さすがにゴールデンタイムに再放送を見る人は少ないだろうが、午前中や午後といった時間帯なら視聴率を稼げる、というのがTBSの思惑だろう。しかし、インターネット上では「いまさら逃げ恥の再放送をわざわざ年末に見ようとは思わない」という意見も広がっている。

「逃げ恥の全話一挙再放送はすでにCS放送のTBSで、11月12日と26日に2度おこなわれています。有料放送のため、契約者しか視聴することはできませんでしたが、見逃していた人はそのときにチャンネルを合わせていたことでしょう。実際にスカパーの“入会月無料サービス”を利用したという人も多かったようです。また、逃げ恥ブームのけん引となった『恋ダンス』も、現在はネット上に投稿することが著作権の関係で不可能になっており、やはりいまさらという感じは否めません。振り付けを覚えて、リアルタイムで楽しむのが好評だった面は大きく、再放送でダンスだけ見てもむなしいでしょう」(エンタメ誌記者)

人気が拡大したときのような「勢い」はない

実際に、逃げ恥のブームはドラマ内容の良し悪しよりも、さまざまな要因が重なって起きたと言ってもいい。北海道や名古屋、九州などの地方局で軒並み視聴率20%超えしたのは、恋ダンスにローカル局の女子アナウンサーが挑戦したのがきっかけだった。また、放送されていた火曜午後10時という時間帯のドラマからフジテレビが撤退し、ドラマ視聴者を総取りできたことも大きい。

度が過ぎるほど真面目で潔癖症な“プロの独身”という京大卒の津崎平匡(星野)と、臨床心理士の資格を持ちながら住み込みの家政婦になってしまう元派遣社員の森山みくり(新垣)。ドラマ内の設定にとやかくいうのは大人げないが、ブームが去ったいまの時期に、全話一挙に楽しめる人こそが本当の“逃げ恥ファン”と言えるかもしれない。

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