俳句ブーム火付け役「プレバト!!」正月SPにも視聴者期待

まいじつ

画/彩賀ゆう
画/彩賀ゆう

1月4日にTBS系列で放送される『プレバト!!』の2時間スペシャル版では、“俳句最高位・名人7段”の梅沢富美男が、お笑いコンビ『FUJIWARA』の藤本敏史、アイドルグループ『Kis-My-Ft2』の横尾渉、お笑いコンビ『フルーツポンチ』の村上健志らと俳句で対決する。

「プレバトは2012年秋に放送が始まったのですが、最初の半年の平均視聴率は8.1%でした。さらに翌上半期は6.9%にまで下落したため、番組終了が噂されていましたが、その後、『才能アリ?ナシ?ランキング』のコーナーが始まってからV字回復をしたのです。芸能人や著名人が、俳句、生け花、水彩画などにチャレンジするのですが、特に俳句が起爆剤となりました。梅沢富美男の俳句の才能に驚かされた視聴者も多いでしょう。梅沢同様、俳人の夏井いつき先生の歯に衣着せぬ物言いも好評です」(テレビ雑誌編集者)

俳句というと「何だか難しそう」、「季語が分からない」など、一般的にはなじみにくいと思われがちだが、あえてそれを番組のメインに据えて成功を収めたのは、夏井氏の力が大きいだろう。

「出演者の俳句を夏井先生がメッタ斬りにするのですが、その容赦ない罵倒に梅沢が『このババァふざけやがって!』と暴言で反論するなど、丁々発止のやり取りが好評です。実際に、夏井先生のアドバイスで、平凡な俳句が見違えるような名句に変貌する様は、視聴者も『なるほど』と納得せざるを得ません」(同・記者)

「誠実な番組作り」と視聴者が高評価

『プレバト!!』は2017年度上半期23回すべての放送で視聴率ふた桁を獲得。同時間帯の視聴率トップになっている。また、プライム帯(午後7~11時)では各テレビ局とも2時間以上の放送枠で編成することが多いが、通常の1時間レギュラー放送を中心に地道に放送を続ける姿勢が視聴者から好感を得ている。

インターネット上では《SPでも人気の俳句コーナーを真っ先に放送するのがいい。他局だったら「この後すぐ!」とかいって、最後まで先延ばしにしたりするし》、《誠実な番組作りをしているのが見ていて分かる。今時珍しい番組》などの番組を絶賛する投稿が広がっている。これも、高視聴率を続けている証しだろう。

名人位となった梅沢は、いまでも忙しい仕事の合間に俳句の勉強を欠かさないという。製作者、出演者共に真摯に番組に向き合う姿勢は、いまのテレビ業界ではかなり珍しいかもしれない。

最近では番組がきっかけで“俳句ブーム”も起きているとか。今年は視聴率20%以上も夢ではないかもしれない。

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