清宮幸太郎の入寮を恐れる千葉ロッテ

まいじつ

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プロ野球の千葉ロッテマリーンズは、昨年引退したばかりの井口資仁を監督に起用した。井口新監督の“元日本人メジャーリーガーで初めてNPBの監督に就任”というブランド力に期待する面は大きい。

「千葉ロッテには現在、全国区といえる人気選手がいません。2017年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で代表に選出された石川歩は不振で、エースの涌井秀章はメジャーリーグへの挑戦を表明し、移籍チームを探しているという状況です。井口新監督を盛り立てて、地元ファンの関心を高めたいのでしょう。すでにその効果は出ていて、新規のファンクラブ会員数が4割も増え、手応えは感じているようです」(スポーツ紙記者)

しかし、その千葉ロッテの人気獲得計画を脅かすニュースがあった。1月14日に北海道日本ハムファイターズのルーキーの清宮幸太郎が、千葉県鎌ヶ谷市の日本ハム二軍施設に入寮する。日本ハムはその混乱を避ける意味も兼ねて、同所で『新入団歓迎式典』を開催し、その参加チケット2000枚を販売した。そのチケットは昨年12月に発売開始から3日で完売した。

「自治体からも清宮効果に期待する声が聞こえてきています」(地元関係者)

清宮が二軍の所属になったら…

この情報に千葉ロッテ関係者はショックを受けていたという。昨季も千葉ロッテの試合より大谷翔平の二軍調整の様子が大きく報じられ、その大谷がメジャー挑戦を表明したので、少しは人気が千葉ロッテに戻ってくると考えていた。ドラフト会議で清宮が日本ハムに指名された時点である程度は覚悟していたが、入寮だけで2000名が有料チケットを購入するとまでは思っていなかったのだろう。井口新監督への期待も、清宮人気によって霞んでしまう可能性がある。

清宮が開幕から一軍に残れなかった場合、二軍の鎌ヶ谷に観客が殺到することも考えられる。千葉県民は地元の千葉ロッテマリーンズと清宮幸太郎のどちらが好きなのか、ゴールデンウィークまでには判明することだろう。

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