高過ぎる「固定資産税」に不満がある場合どうすべきか (2/2ページ)
結果的に、活用しようもなく、買い手も見つからないような不動産を相続した場合、固定資産税を払い続けなければなくなるケースが多いのです」(同・税理士)
特に、家屋などの建物を相続した場合、空き家にしたまま放置しておくと、一気に荒廃し、周辺住民に危害を及ぼす可能性すらあり危険だ。塀が崩れるなどして誰かが怪我をすれば、建物所有者として損害賠償責任を負う可能性もある。
では、現実にどうしたらいいのだろうか。
「固定資産税の負担や不動産の管理義務を免れるには、相続放棄するしかありません。もっとも、相続放棄すると、そうした不動産以外に現金や預貯金などのプラスの財産があった場合、それも相続できなくなってしまいます。プラスの財産を相続して、不要な不動産のみ放棄するということは認められません」(同・税理士)
なお、相続放棄は、相続の開始があったことを知ったときから3カ月以内に行う必要があるとのことだ。
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