水は危険なのやから気をつけなあかんて!大好きな人間に対して超過保護になるゾウ(タイ) (1/6ページ)
親身になり、愛情込めて接することで、その相手との間には信頼関係が芽生え、そして強い絆が生まれる。
それは人間同士だけではなく、相手が動物だって同じことだ。変な邪推がない分、よりピュアな関係を築けるのかもしれない。
タイのエレファント・ネイチャー・パークという保護施設で暮らすゾウのファーマイは、愛情をこめてお世話をしてくれるレク・チャリアートさんとの間に強い絆を結んでいる。
その絆の強いことといったら!
川に入ったレクさんが心配で心配すぎて、万が一にも溺れたりしないよう、全力で守ろうとするほどなのである。
Elephant acts protective over her favourite person
・大好きだからそばにいたいの、ギュっとしたいの
アジアゾウの寿命は48年くらいだ。まだ若年である9歳のファーマイは、施設の創設者でもあるレクさんのことが大好きで、いつも側にいて欲しがっている。
その日も、泥の中で遊びながらレクさんの様子を伺っていた。レクさんの手が空いたと見るや、ハグをしにやってきた。
レクさんもハグそのものは大歓迎だったことだろう。しかし、問題がひとつ。泥遊びをしていたファーマイの鼻は泥で覆われていたのである。