サントリーがパナソニックとの熱戦制し連覇! “プライドタイム”守り切った (1/3ページ)

ラグビーリパブリック

 ジャパンラグビートップリーグと日本選手権の両タイトルをかけた日本一決定戦が、1月13日に東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれ、前年度王者のサントリーサンゴリアスが今季無敗だったパナソニック ワイルドナイツを12-8で下し、連覇を達成した。

 サントリーは5回目のトップリーグ制覇、日本選手権優勝は8回目となった。

 頂点に導いたサントリーの沢木敬介監督は、「去年のチームを超えることをターゲットにして1年取り組んできて、ベストのゲームができた。どこのチームよりハードワークしたという自信を持って臨んだ。最後はパナソニックの流れだったが、それをよく引き戻した」と選手を称えた。

 試合開始早々、守りで奮闘して敵陣深くまでエリアを取ったサントリーは、連続攻撃からSOマット・ギタウがディフェンス裏にキックし、バウンドボールを確保したCTB中村亮土がゴールに持ち込み先制した。

 パナソニックは8分、司令塔のベリック・バーンズが負傷でプレー続行不可となってしまったが、速いテンポの連続攻撃でゴールに迫り、LOヒーナン ダニエルがインゴールに押さえ、点差を詰めた。

 その後、両チームともPGで追加点を挙げるチャンスを逃したが、前半のボール支配率が62%だったサントリーは32分にも敵陣深くへ入ると、スペースができた左へSOギタウがロングパスを放り、WTB江見翔太がインゴールに突っ込み、トライ。12-5で前半を終えた。

 ブレイクダウンの激しいファイトも見所だったこの試合。パナソニックのFL布巻峻介キャプテンいわく、「ゴール前の攻防はお互いのがまん比べだった」。

 しかしパナソニックは、前半に頭を打って脳しんとうの疑いがあったFLデービッド・ポーコックが後半最初から入替となり、司令塔に続いて世界屈指のボールハンターも欠くこととなる。

「思わぬ交代などもあったが、決勝戦とはそういうもの」と語ったのはパナソニックのロビー・ディーンズ監督。「ポーコックはHIA(脳しんとうの確認)はクリアしたが、その後、本調子じゃなかったので外した」

 反撃するパナソニック。46分(後半6分)、ゴールに迫るも、サントリーが耐える。

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