平昌五輪の南北統一旗に竹島を描き加える?韓国政府の”ルール違反”が物議に

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平昌五輪の”南北統一旗”に竹島を描き加える?韓国政府が早くもルール違反(写真はイメージです)
平昌五輪の”南北統一旗”に竹島を描き加える?韓国政府が早くもルール違反(写真はイメージです)

 平昌冬季五輪(2月9日)の応援で使用される「南北統一旗」に、「竹島(※韓国での呼称は独島)」が描き加えられることが判明し、日本国内で物議をかもしている。

「平昌五輪の開会式の入場行進でも南北統一旗が使用されることが、今月17日の南北次官級実務協議で発表されました。白地に青で朝鮮半島を描いた”平和の象徴”なのですが、実は大きな罠がひそんでいるんです」(新聞社記者)

 韓国の平昌冬季五輪組織委員会は、先だっての23日、メディア向けのイベントで「南北の選手団が合同入場する際に旗手が掲げる朝鮮半島旗には独島が抜けている」ことを発表したはず。同委員会は、これは91年に日本の千葉で開かれた南北合意にともなう結果だと説明している。では、なぜこのような事態が起こったのだろう。

「この南北統一旗は、スポーツ大会などに”単一コリアチーム”で出場する際に使われる旗です。しかし、国旗ではないため、そのデザインに明確な制作規定は存在していないんです。なので、竹島や鬱陵島の有無などは制作者の独自の判断で決められていて、これまでに幾種類ものバリエーションが混在しているんです」(同記者)

 つまり、五輪組織委員会が発表した「独島が抜けている」が指すのは、入場行進に使われる代表チームの旗に関してのみ。スタジアムで観客たちが振る旗については「民間のすることなので」という言い訳の元に、委員会は立ち入らないとしているのだ。

「その結果、現地メディア『聯合ニュース』では1月24日の記事で『公式スポンサーが最前列に入る韓半島旗に独島入りの韓半島旗を制作している』と写真入りで報じています。しかも酷いのは、竹島はもっと日本側寄りの小さな島なのに、朝鮮半島の鬱陵島のすぐそばに大きな島として強調して描かれていることです」(同記者)

 五輪組織委員会はプレスの前で体裁のいい言葉をならべておいて、その実、公式スポンサーが大量にバラまいた竹島入りの旗を、スタンドで観客に振らせ、それを世界中に放送させる。これは「いわゆる慰安婦像」の設置をめぐり、韓国政権が「民間のすることなので止められない」と言い訳したのとまるで同じ構図ではないのか。前国連事務総長でIOC(国際オリンピック委員会)倫理委員長に再就職した潘基文氏は、これを倫理的にどう考えているのだろう。

 訪韓を決めた安倍晋三首相(63)には、ぜひともブルーリボンバッジを胸に五輪閉会式に臨んでいただき、この辺りの問題も追及してもらいたいものである。

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