羽生結弦、団体戦回避で心配される「回復状況」と「ぶっつけ本番」

アサジョ

羽生結弦、団体戦回避で心配される「回復状況」と「ぶっつけ本番」

 GPシリーズNHK杯で右足を負傷し、一時平昌五輪への出場が危ぶまれていた羽生結弦選手。2月3日、日本スケート連盟が、その羽生選手が団体戦に出場しないことを正式に発表し、波紋を呼んでいる。

「団体戦を回避してシングルの試合に照準を合わせるという理由から、羽生選手の回復具合が心配されるのと同時に、五輪がぶっつけ本番の復帰戦で大丈夫なのかと危惧する声が上がっています」(女性誌記者)

 羽生選手がケガをし、GPシリーズ、全日本選手権、四大陸選手権と全ての国際試合に出られる状況ではないと判明した頃、日本のメディアはこぞって「五輪だけでも、団体戦を足馴らしにすればシングルは問題ない」と書き立てていた。そのため、その論をよりどころに羽生選手の回復を見守ってきたファンの間で不安視する声が続出しているのだ。

「五輪がぶっつけ本番であることには、何の心配もありません。確かに試合勘は大切ですが、経験の少ない若手ならともかく羽生選手クラスにとっては、試合というものを十二分に身体が熟知しています。ソチ五輪の時のキム・ヨナも五輪シーズンの国際大会は11月に開催される下位の大会に出場したのみ。GPシリーズには全く参戦しませんでした。もとより韓国は団体戦に出場していませんから、五輪の女子シングルがぶっつけ本番だったんです。

 ケガについても、決して団体戦に出られないということではないでしょう。団体戦に出て不安要素が出てきてしまったり、うまくいかなかったりするほうが、メンタルに影響するとオーサーコーチが考えたのではないでしょうか。また、羽生選手はケガ以来メディアの前に姿を現していませんでしたから、団体戦に出たらメディアへの対応をしなければなりません。その意味でも団体戦を回避したかったのかもしれません」(スポーツライター)

 羽生選手は、2月中旬に平昌入りすると発表されている。果たしてどんな復活劇を見せてくれるのだろうか。

(芝公子)

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