あまりに多過ぎる教師&教育関係者の性犯罪 ~その2~ (1/2ページ)

まいじつ

ba / PIXTA(ピクスタ)
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その1からの続き)

わいせつな犯罪を起こす教師が多過ぎる。文科省の『2015年度 公立学校教職員の人事行政状況調査』によると、わいせつ行為等で懲戒処分を受けた教師は、計224名(女性1名)。そのうち免職になったのは118名だが、裏を返せば残りの106名は教育現場へ復帰し、教壇に立ち続けている可能性が高い。

ちなみに、《自校の児童や生徒》(41%)を対象にした教師が最も多く、《体に触る》(30%)、または《盗撮・のぞき》(22%)をしたり、《性交》にまで至るケースが18%もあったという。

「教師の場合は『身内の処分が甘過ぎる』という批判が以前から根強くあるのも事実です」(文科省担当記者)

前述した2015年度に処分を受けた教師224名は、全在職者の0.02%にすぎないが、まだ発覚していない事例も多くあることだろう。そして、教師以外の教育者にも教え子にわいせつ行為を起こすケースはある。

コーチと教え子のあいだで起こる事件

《13歳少女レイプ事件 女子フィギュア56歳コーチ(2008年5月 愛知県警瑞穂署)》

当初このコーチは、母親に対して「寝ぼけて妻と間違ってしまった」と苦しい言い訳をしながらも犯行を認めていたという。しかもこの少女は、下半身から血を流していた。それでもこのコーチは、その後に否認したのだ。さらに、事件の背景にはこんな事情もあった。

「この男は選手としてジュニアの全国大会で優勝した経験があり、指導者になってからは五輪選手を育成した実績も持っていました。そして、『日本フィギュアスケーティングインストラクター協会』の理事を務めていたのです。フィギュアスケートは当時からコーチもリンクも足りない状況でした。

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