高梨沙羅銅メダル獲得の裏にあった「裏方との相性問題」

まいじつ

画/彩賀ゆう
画/彩賀ゆう

平昌五輪4日目の2月12日にスキージャンプ女子のノーマルヒルで高梨沙羅が銅メダルを獲得した。

「前回大会のソチ五輪でメダルに届かなかった悔しさを晴らしました。でも、今シーズンの高梨はまだ一度も優勝していません。そのため、昨季から12戦連続未勝利という自己ワースト記録を更新してしまいました」(スポーツ紙記者)

しかし、五輪のメダル獲得は成し遂げた。だがその裏側では“身内との戦い”が起こっていたという。

日本チームは、今シーズンから『ワックスマン』を代えている。日本チームは後任としてヨーロッパから敏腕ワックスマンを招聘した。これが高梨とは“合わない”のだという。

「人間関係ではありません。新しいワックスマンの仕上げたスキー板が、高梨の滑りとフィットしないのです」(関係者)

ワックスマンとはその名の通り、スキー板にワックスを塗装する専門家のことだ。そのワックス選定や塗装技術が勝敗を左右することがある言っても過言ではない。

高梨以外とは相性がいい

高梨は自身の好みなどを新任のワックスマンに伝えた。そのワックスマンも必死だったが、その溝は埋まらず、ついに高梨は「ワックスマンを代えてほしい」とも口にするようになったという。

「前任者のサポートを務めていた女性がいて、彼女にお願いしたいと申し出たんですが、どういうわけか、その要望は“上”まで届きませんでした」(同・関係者)

しかし、新任のワックスマンは高梨以外の選手との相性は抜群だという。高梨専属のワックスマンを雇うという方法もあるが、五輪会場に入れるスタッフの人数には制限がある。誰かひとりの希望を聞き入れることはできないのだ。

「成長株の小林潤志郎も新任のワックスマンの影響で高得点を出している選手のひとりです」(同・関係者)

銅メダル獲得で、高梨と新ワックスマンとの相性問題も解決されたことになっているが、本当に大丈夫だろうか。

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