深田恭子『隣の家族は〜』第5話はいよいよ佳境も着地点不明で4.6%に急落

デイリーニュースオンライン

Photo by BrianMcguffog(写真はイメージです)
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 深田恭子(35)が主演を務める「隣の家族は青く見える」(フジテレビ系)の第5回が2月15日に放送され、平均視聴率が4.6%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)だったことがわかった。前回より1.4%ダウンする結果に。

 第五話では、コーポラティブハウスに住む四世帯それぞれに事件が起こる。人工授精に踏み切った奈々(深田恭子)と大器(松山ケンイチ)だが、妊娠には至らずリセットしてしまう。そんな中、大器の妹・琴音(伊藤沙莉)は破水してしまい、奈々の立ち会いのもと、帝王切開手術で赤ちゃんを出産する。

 一方、渉(眞島秀和)を中傷するビラを貼った犯人は、同僚の長谷部(橋本マナミ)であることが判明。朔(北村匠海)の身上を調べていた長谷部は、朔が働くバーを訪れ「渉にふさわしくない」と挑発した。

 さらに、別れを決めた川村(平山浩行)とちひろ(高橋メアリージュン)だが、お互いに未練を断ち切れず、求めあう。そんな中、川村の子ども・亮太(和田庵)が訪れてくるのだった。

 物語が中盤を迎えて、各世帯のストーリーが一気に動き出したようだ。琴音の出産や、それを素直に喜ぶ奈々の姿は感動的だったが、「町内会の祭り中だった」と言って法被姿で病院に駆けつけた聡子(高畑淳子)や健作(春海四方)、啓太(前原滉)の姿で一気にコメディドラマの雰囲気に。毎回、シリアスとコメディのバランスが絶妙なのが今作の魅力だろう。特に、高畑淳子は本当に演技がうまく、出番はさほど多くはないものの、毎回強烈なインパクトを残す。

 物凄い勢いでしゃべる母親役なのに、きちんと言葉が聞き取れるので驚くばかり。琴音の出産を喜びながらも、奈々と大器が不妊で悩んでいることを知ったときのシリアスな演技も印象的だった。

 自分は子どもを授からないのに、琴音の出産を本心から喜ぶ奈々は本当に清らかな心の持ち主で、愛らしいルックスと相まってまるで天使のように見える。

 不妊を問題にしたドラマで、最後に主人公が妊娠してしまうと、白けた気持ちになりがちだが、奈々と大器が素敵すぎるので、最後は妊娠してもらいたいと心から願える。そう思わせるのは、脚本と深キョン&松ケンの演技がなせるわざだ。

 奈々の妊娠もさることながら、渉と朔の関係の変化も気になるところ。複雑な生い立ちで中卒の朔は、過去にもいろいろなことがあったと推測されるが、それが今後どのように明かされるのだろうか。渉の元に転がり込んできた真意にも注目だ。

 小宮山家でずっと肩身が狭かった父親・真一郎(野間口徹)も、良いパパぶりを発揮し始めたし、これから良い風に変わっていく兆しが感じられた。「リア充代行サービス」まで使う深雪(真飛聖)の不安定さが気になるところではあるが……。

 次回からは、後半に突入するが、各世帯が抱える悩みはまだまだ一向に解決されそうにない。問題だらけのドラマだが、最終的にどんな着地点を見出すのか、後半も目が離せそうにない。

文・Harumaki

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