古代エジプト人がギザの大ピラミッドをほぼ完璧な位置に合わせた方法がついに解明か? (1/3ページ)

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古代エジプト人がギザの大ピラミッドをほぼ完璧な位置に合わせた方法がついに解明か?
古代エジプト人がギザの大ピラミッドをほぼ完璧な位置に合わせた方法がついに解明か?


 わずかにズレているかもしれないが、ギザの大ピラミッドは紛うことなき古代エジプトの工学技術の結晶だ。

 古代エジプト人がピラミッドを東西南北にほぼぴったりと配置したその方法はこれまで分からなかったが、ついに明らかになったかもしれない。

 ―答えは、秋分である。

 秋分は夏至と冬至の中間で起きる、昼と夜の長さがほぼ同じになるように地球が傾くポイントのことだ。

・ほぼ完璧に配置されたギザの大ピラミッド

 およそ4500年前、クフ王によってギザの大ピラミッドが建造された。エジプトの三大ピラミッドのうち、最大のものがギザ台地にある高さ138メートルのクフ王のピラミッドで、これは世界の七不思議にも数えられている。

 これまでの調査で明らかになったのは、大ピラミッドが非常に高い精度で建造されているということだ。それは1度の15分の1という精度で東西南北にぴったり向けられている。


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 カフラー王のピラミッド(ギザ)や赤いピラミッド(ダハシュール)もまた高い精度で配置されているが、アマチュアの考古学者でありエンジニアのグレン・ダッシュ(Glen Dash)氏によると、これらの3つのピラミッドには同じ間違いがあり、わずかに反時計回りに東西南北からズレている。

 過去1世紀以上もの間、古代エジプト人がピラミッドを正確に東西南北に合わせることができた方法について諸説が提唱されてきた。だがダッシュ氏が新たに発表した論文によれば、彼らは秋分を利用したらしい。
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