神聖ローマ皇帝の戴冠式が行われたフランクフルト大聖堂で、ドイツの歴史に触れる (1/3ページ)

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神聖ローマ皇帝の戴冠式が行われたフランクフルト大聖堂で、ドイツの歴史に触れる

ドイツの空の玄関口であるフランクフルトは、旅の拠点として世界中から多くの人々が訪れる交通のハブ。中世の面影を残す都市が多いドイツにあって、高層ビルが建ち並ぶフランクフルトの町並みは異色の存在といえるでしょう。

そんな大都会フランクフルトは、実はドイツ有数の古都。第2次世界大戦で町の大部分が焦土と化した後、近代都市として歩むことを決めたため、古い町並みはあまり残されていませんが、ドイツの歴史上きわめて重要な建造物を抱えています。

フランクフルトで絶対に見逃せないスポットのひとつが、旧市街にひときわ高くそびえる大聖堂。赤茶色の堂々たる姿は、マイン河畔からもひときわ目を引きます。

フランクフルト大聖堂の正式名称は「バルトロメウス大聖堂」ですが、かつて神聖ローマ帝国の選挙や戴冠式が行われていたことから「カイザードーム(皇帝の大聖堂)」とも呼ばれています。

この大聖堂の歴史は、680年頃、ここに一人の貴族の少女が葬られ、宮廷礼拝堂が建てられたことにはじまります。もともとはごく小さな建物にすぎませんでしたが、5度にわたる増改築を経て、現在のような壮麗な姿となりました。

今日見られるのは、おおむね13~15世紀にかけて改築された後のゴシック風の建物。第2次世界大戦下の空襲では、完全に崩れることはありませんでしたが、天井や内部は多大な被害を受け、1950年まではほとんど廃墟と化していましたが、1970年代にようやく修復されました。

フランクフルト旧市街の中心地、レーマー広場から延びる細い路地からは、大聖堂の塔が顔をのぞかせています。

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