女子レスリング伊調馨パワハラ騒動の一方でメダリストたちからは否定的な声も

デイリーニュースオンライン

Photo by BrianMcguffog(写真はイメージです)
Photo by BrianMcguffog(写真はイメージです)

 2日放送の『バイキング』(フジテレビ系)で、女子レスリング・伊調馨選手が、栄和人強化本部長から受けたパワハラ告白騒動について、一部選手から、栄氏を擁護する声も上がっていることが分かった。

 番組では、伊調選手が、かつての師匠・栄和人強化本部長から長年にわたりパワハラを受けていたことに対し、栄氏の教え子である他の選手たちの反応も紹介。今回の騒動について、いわゆる“圧力”を否定するコメントも出たという。

 昨日発売の『週刊文春』で報じられたパワハラ告白で、騒動となっているこの問題。伊調選手に近い関係者から内閣府に送られた告発状には、「練習拠点としていた警視庁を出入り禁止」にされたことや、「(伊調選手が信頼する)コーチに対して指導をしないよう」に命じられたこと、「男子合宿への参加を禁止」されたことなど、栄氏から嫌がらせとも取れる行動を受けていたことが書かれている。

 それに対し、栄氏本人は昨日の囲み取材で「圧力はない」と、改めて反論した。

 番組出演者の東国原英夫氏は「(もし告発の内容が事実とするならば)立派なパワハラですよね」と苦言を呈し、MCの坂上忍も「実際、こういうことが行われていたとしたら、何らかの圧力がかかってなければ、こんなことにならないでしょう」と述べた。

 しかし、その一方で、番組では栄氏の教え子である女子レスリング選手の声も取り上げ、2016年リオ五輪・金メダリストの登坂絵莉選手は「圧力とかも感じていなかったのでびっくりしている」と証言、同じくリオ五輪・金メダリストの土性沙羅選手も「(栄氏は)選手を強くするために一生懸命な方。私もここにきて強くなれた」と、一連の報道とは温度差を感じさせる発言をしていることが明らかにされた。

 これを受けて、栄氏や女子レスリング選手たちとテレビ番組で共演経験のあるという雨上がり決死隊の宮迫博之は「番組に来られた時も、みんな家族のように仲良い感じで…(今回の報道は)僕もびっくりですね」と、複雑な心境を語った。

 なお、伊調選手は、昨日、所属先を通じて、「報道されているなかで『告発状』については一切関わっておりません」としながらも、パワハラ自体には否定せず、「しかるべき機関から正式に問い合わせがあった場合はご説明することも検討したいと思っています」と、コメントを発表している。

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