落語会に異変?林家正蔵の”襲名白紙”問題で坂上忍が「僕は完全なる好楽派」

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落語会に異変?林家正蔵の”襲名白紙”問題で坂上忍が「僕は完全なる好楽派」(写真はイメージです)
落語会に異変?林家正蔵の”襲名白紙”問題で坂上忍が「僕は完全なる好楽派」(写真はイメージです)

 6日放送の『バイキング』(フジテレビ系)で、三遊亭好楽の弟子が九代目・林家正蔵(旧名・林家こぶ平)の異議により「林家九蔵」襲名が白紙撤回された問題について、ヒロミが正蔵の意見を支持する発言をした。

 番組では、「落語界騒然!弟子の襲名白紙で好楽ガッカリ 原因は林家正蔵の『待った!』その理由は?」と題し、好楽の弟子・三遊亭好の助が「九蔵」を襲名することに対して、正蔵が異議を唱え、襲名が白紙撤回された話題を取り上げた。落語界では前代未聞の騒動として波紋が広がっているという。

 この問題は、昨年末、好の助が5月の真打ち昇進を機に、林家九蔵を襲名することを発表。しかし先月、正蔵が「待った!」をかけたことで、「好の助」のまま昇進する事態になった。

 そもそも林家九蔵は、好楽が八代目・林家正蔵に弟子入りをしてから17年間名乗っていた名前。八代目・正蔵が1982年に亡くなった後、「落語協会」を脱退し、五代目・三遊亭円楽の「円楽一門会」の元で三遊亭好楽と改名、いまでは好楽の名の方が広く知れ渡っている。

 好楽は、長年名乗っていた愛着のある「林家九蔵」の名を、愛弟子の好の助が真打昇進を機に贈ることを決意。かつての師匠八代目・正蔵の遺族と、兄弟子だった林家木久扇にも相談し、了解を取り付けたそう。しかし、「林家」の本元である九代目・正蔵には報告が無かったようで、今回の異議につながった模様だ。

 正蔵は「(林家の名前を使うのは)三遊亭に行かれたんだし、その一門で林家はおかしいでしょう」「(落語協会の副会長としての立場から)協会を出て行った方ですし、落語会で悪しき前例を作るのはよくない」と、三遊亭で林家はおかしいと主張。好楽が、落語協会を出て、円楽一門に入ったことや、林家から三遊亭に名前を変えた過去を問題視しているようだ。

 この正蔵の横やりに、好楽サイドは一度でも異議の付く名前は良くないと襲名を断念したという。これに対し、落語界からは、立川談四楼が「先代一門の了承があってもダメなのか?」との異論を唱えていることや、笑福亭鶴光も「今回の仕打ちはなぁ、ちょっと疑問に思う」と疑問の声が上がっていることが番組では紹介された。

 一方で、元文部官僚で落語に詳しい評論家の寺脇研氏は「(落語界は)すべては根回しの世界。もうちょっと早く相談してたら、話は違ってたかもしれない」「好楽さんは異議が出るような名前は良くないと撤回した。異議を出るようなことをしないというのが(落語の)伝統。こういうルールだと納得してやってるわけだから守るべき」と、芸の世界の伝統について解説した。

 MCの坂上忍は、「最近、相撲といい、レスリングといい、伝統だ、なんだっていうのが表に出てきてね……伝統は大事ですけど、ただ、ちょっと時代とのフィット感みたいなものに違和感を感じる人もいるかもしれない」と持論を展開。正蔵とは、林家こぶ平の時代から親交のあるヒロミは「いままで三遊亭でやってて、急に林家九蔵は違和感がないかな」「(正蔵は)『林家』という名前にすごい思いがあって、ちょっとそれを変な風にイジったら怒られたりとか、名前に対する思いがすごくある。(異議は)当然だと思う」と林家正蔵を支持するコメントをした。これには、坂上も理解を示しながら「僕は好楽師匠とプライベートでもお世話になってるので、完全なる好楽派」と、スタジオの笑いを誘っていた。

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