俺たちがシビれた「刑事ドラマ」50年の勲章<直撃2>竜雷太「太陽にほえろ!」 (1/2ページ)

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俺たちがシビれた「刑事ドラマ」50年の勲章<直撃2>竜雷太「太陽にほえろ!」

 最高視聴率42.5%という金字塔を打ち立てたのが「太陽にほえろ!」(72~86年、日本テレビ系)だ。個性豊かな新人たちの教育係であったのが「ゴリさん」こと石塚刑事を演じた竜雷太(78)である。

── 番組の開始から10年もレギュラーを務め、主演の回数も92話というのは最多記録のようですね。

 石塚は正義感が強くて、涙もろくてという人物像だから、話が広がりやすかったんでしょうね。世代的にも露口茂さんや下川辰平さんらベテランと若手の間だから、どちらのほうにも近い話が作れたし。

── さて、番組開始は72年。石原裕次郎が初めてテレビドラマに主演するのも大きな話題でした。

 僕は新人の時、日本テレビの岡田晋吉(ひろきち)プロデューサーに「これが青春だ」(66~67年)や「でっかい青春」(67~68年)で売り出してもらってて。このドラマが始まる時も、ありがたいことに岡田さんの頭の中に僕が入っていたそうです。

── タイトルバックで新人の激走シーンは有名ですが、それはベテランも同じでしたか?

 走った、走った、犯人を追いかけてね。下川さんは私より一回り上だけど、あの人はラグビーやってたから、すごく速い。新人たちは吐きながら走らされていましたね。

── 役柄のゴリさんは若手の教育係という立場ですが、実際に新人俳優たちにも指導されましたか。

 いや、マカロニ(萩原健一)もジーパン(松田優作)も、独特の風味というか、立派に性格づけされていたので、私が何も言うことはなかった。ただ、テキサスの勝野洋が入って来た時は、彼は本当に未経験だったので、そこはあれこれ教えましたよ。あと、ラガーの渡辺徹にも厳しく接したから恨まれたけど、あいつにはよく言うんです。うるさかった俺が殉職したから、お前はそんなに太ったんだろって(笑)。

── 番組の名物であった「殉職」ですが、ゴリさんも10年で最期の日を迎えます。

「俺たちがシビれた「刑事ドラマ」50年の勲章<直撃2>竜雷太「太陽にほえろ!」」のページです。デイリーニュースオンラインは、岡田晋吉週刊アサヒ芸能 2018年 3/22号竜雷太太陽にほえろ!石原裕次郎エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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