野村克也×江本孟紀「2018プロ野球開幕“ど真ん中大放談”」(1)俺が監督なら青木は獲らん (1/2ページ)

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野村克也×江本孟紀「2018プロ野球開幕“ど真ん中大放談”」(1)俺が監督なら青木は獲らん

 2018年プロ野球がいよいよ開幕する。12球団いずれのファンもボルテージが最高潮に高まる中、展望を語り合うのは“ご意見番”の2人である。広島、ソフトバンクの連覇なるか? 怪物・清宮の活躍は?球界の「ど真ん中」に舌鋒鋭くズバッと切り込む辛口大放談をお届けする。

──清宮幸太郎のプロ入りや、メジャーでも一線級のリリーフとして鳴らした上原浩治の日本球界復帰など、今年も話題の多いシーズンとなりそうですが。

江本 上原はね、僕はいいと思いますよ。去年はマシソンやらカミネロが出てきたら、危なっかしくて顔の前に手をやって、指の隙間から見てなきゃならなかったから。

野村 球団は戦力として見てるわな。

江本 コントロールはいいですからね。少なくとも今季は使える。戦力としては大きいと思いますよ。

──メジャーからの出戻り組としては、ヤクルトに青木宣親も復帰しました。

野村 こっちは俺が監督だったら獲らないね。球団が残ってくれと言ったのに、それを断ってメジャーに行ったわけだから。向こうで契約できないからお願いしますってそんな虫のいい話、通すほうがおかしいよ。

江本 僕が思うのは、メジャーに行ったらみんな大金持ちになって帰ってくるんだから、独立リーグにお金を落としてオーナーにでもなってくれないかな、と。アメリカで稼いだ金を、日本球界の底上げに使ってほしいですね。

野村 今はプロになることじゃなくて、メジャーでやることが野球少年の夢ですよ。日本の野球のレベルが上がったのと同時に、メジャーのレベルは下がってるから、これだけたくさんの日本人選手が行けるわけですけど。昔なら、ONだって通用しないと言われてたのにね。

江本 16チームから30チームになって、まだ増やそうとしてましたからね。30でも多いですよ。球団を増やしすぎたから、せいぜい3Aレベルの選手が、メジャーの半分くらいを占めてるわけです。

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