たけし独立騒動に事務所社長は「もう握手はできない」軍団には法的措置も示唆

デイリーニュースオンライン

たけし独立騒動に事務所社長は「もう握手はできない」軍団には法的措置も示唆
たけし独立騒動に事務所社長は「もう握手はできない」軍団には法的措置も示唆

 ビートたけしの独立騒動で揺れるオフィス北野・森昌行社長とたけし軍団の内紛劇を5日放送の『ひるおび』(TBS系)が特集。これまで表立っては反論してこなかった森社長が沈黙を破り、事務所批判を繰り広げる軍団への「法的措置」を示唆するなど、事態がさらに泥沼化していることを報じた。

 ビートたけしの独立が発端となり、連日世間を騒がせている事務所と軍団の対立劇。渦中の森社長は、本日発売の「週刊新潮」のインタビューに答え「さすがにこの度の軍団の行動は看過できません。私が口を閉ざしたままでは彼らのブログや報道を見た人は本当に私ひとりが悪者であり、それどころか私が私利私欲のために会社をいいように使ったという話を真相だと信じ込んでしまう」と現在の心境を告白。

 軍団の有志が1日にブログで発表した、森社長のたけしに対する“裏切り”行為についても「(森社長がたけしに無断で)オフィス北野の筆頭株主になったこと」について「26年前の出来事であり取締会の議事録もある」と、反論。「常識外と報じられている役員報酬と従業員の給与」についても「(森社長が自身で)年収を1億円以上に引き上げたとか、20代の従業員の年収が千数百万円だとか非難されましたが全て事実無根です」と、真っ向から否定した。

 また、森社長は、軍団の声明文に対して「今回、私ひとりを悪者にするブログを公表。ブログで足を踏んづけておきながら、また握手しましょうといわれても私も人間ですから無理です」としながら「これ以上、軍団が誹謗中傷を繰り返すならば法的措置を考えざるを得ない」と、話しているという。

 また、森社長は、たけしが独立する際、事務所の当面の運用資金として「お金を何億もあげた」という発言についても言及。その前の段階で「ギャラの取り分比率について、『たけし7:会社3』だったのを、昨年4月から『7.5:2.5』に変更を求め、それを認めた後、さらに『9:1』にすることを要求された」と、たけしと事務所との間で、ギャラの取り分をめぐる攻防があったことも明かした。

 これに対し、森社長を“裏切り者”と告発した声明文を出した1人でもある軍団の水道橋博士は「(森社長との対立について)この“しこり”のままやっていけるのかなという気持ちはありますからね」と軍団側の胸中を吐露し、今後、たけしに合流する可能性を聞かれると、「それはあるかもしれないですよ」と、思わせぶりな発言をした。

 そして、元軍団で、たけしの最初の弟子でもある東国原英夫氏は「師匠は平和的に独立したよということで終わらせたかったが、(マスコミが)あることないこと推測を書いたので、軍団は『そうじゃないですよ、本当のことはこうです。森さんとの確執ですよ』ということだった」と、軍団が声明文を書いた経緯を解説し、たけしと森社長の間に確執があることを認めた。

 番組コメンテーターの立川志らくは「芸人は何でも大騒ぎして、そそっかしい人もいるから。あることないこと言っちゃう」「森社長も(告訴するとか)感情的になりすぎちゃってますね、そうすると泥沼化する」と持論を語る一方で、「この問題は、あまり尾を引くとたけしさんの方にもかかってくるし……」と、一向におさまらない森社長と軍団の争いに苦言を呈した。弁護士の八代英輝は「(森社長が告訴するということに関して)法的措置と言われても、どういう措置を取られるのかなっていうのはある。名誉毀損とかは、ちょっと違う」「会社の中で、こういった揉め事が起こることは決して少ないことではないとは思うんですけど、当事者間で話し合うしかない。どちらに肩入れするにも資料不足というか。お互いが言い合っている状況だけなので、何とも言えない」とコメントした。

 なお番組では本日付けの「サンケイスポーツ」の記事も紹介。オフィス北野の従業員30人が、4月20日付で全員退社することが明らかにされた。会社の規模を縮小し、再雇用を募って再出発を模索しているという。この騒動、まだまだ尾を引きそうだ。

「たけし独立騒動に事務所社長は「もう握手はできない」軍団には法的措置も示唆」のページです。デイリーニュースオンラインは、オフィス北野たけし軍団ビートたけしエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧