野村克也×江本孟紀「2018プロ野球開幕“ど真ん中大放談”」(5)性格が悪いのは「不治の病」 (1/2ページ)

アサ芸プラス

野村克也×江本孟紀「2018プロ野球開幕“ど真ん中大放談”」(5)性格が悪いのは「不治の病」

 プロ野球も無事に開幕を迎えたが、引き続き御大二人の舌鋒は止まらない。お互い、時に体調面など“男の弱味”を吐露する場面もあるが、そこはアッパレ、百戦錬磨。返す刀で周囲を笑い飛ばす怪気炎を連発するのだ。

──野村監督、昨年末の沙知代さんの件は、ご愁傷さまでした。

野村 びっくりです。その日は、ダイニングで座ってテレビを見てたんですよ。隣の部屋にいた僕にお手伝いさんが、「奥さんの様子がおかしいですよ」と言いに来てくれて。急いで行くと、テーブルに頭を乗せて突っ伏していたから、背中を支えて「どうした?」って聞いたら、「大丈夫よ」って。これが最後ですよ。普通じゃないから、すぐに救急車を呼びましたが、来た時にはもう意識がなかった。あっけない最期で。ただこっちはもうびっくりするばかりですわ。

──1月25日に行われた「お別れの会」では、江本さんが発起人を務められました。

江本 いや、大勢いるうちの一人という感じでね。端っこのほうにちょっと名前があるだけですよ。

野村 みんなに協力してもらって。まあ、サッチーも喜んでるでしょう。いろいろありますけど、今はあらためて、男の弱さを痛感してます。本当に、男って弱い。

江本 そう言われると、男はみんなそうですよね。

野村 まず、食事にしたって何にしたって、生活がいろいろと不便ですよ。それに、奥さんでありながら、マネージャーでもあって、僕のスケジュールを全て彼女が作っていましたから。前の日に、明日は何時にどこへ行く、と教えてくれるんです。僕が、「あんまり先のことはしんどいから言わんでいい」と伝えていたんで、毎日、次の日のことだけ教えてくれました。奥さんがいると何にも思わないけど、いなくなって思うことがいっぱいありますね。

──一方で江本さんは、1月29日の旭日中綬章受章記念の祝賀会で、胃ガンの手術を公表されました。

野村 そうだよ。体調大丈夫か。顔色が悪いんじゃないか。

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