「特捜9」高視聴率スタートの裏に主演・井ノ原快彦の涙ぐましい努力が

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「特捜9」高視聴率スタートの裏に主演・井ノ原快彦の涙ぐましい努力が

 V6の井ノ原快彦が主役を演じる刑事ドラマ「特捜9」(テレビ朝日系)が11日にスタート。初回の平均視聴率16.0%と高い数字を記録した。

「昨年3月に亡くなった渡瀬恒彦が、2006年から12シーズンにわたって主演した『警視庁捜査一課9係』が、井ノ原中心に生まれ変わり、羽田美智子、津田寛治、吹越満、田口浩正たち『9係』のメンバーが再集結。亡くなった渡瀬に代わって、寺尾聰が新たな班長として新しく加わりました」(テレビ誌記者)

 井ノ原と寺尾は初回放送当日、昼の生番組「ワイド!スクランブル」にも出演して番組宣伝を行ったが、その席でちょっとしたハプニングが起きている。

「MCの大下容子アナに『何か寺尾さんに聞いてみたいことが…?』と振られた井ノ原は寺尾に向かって『僕、どうですか?』と自らの評価についてストレートに問うたのです。寺尾は言葉を選び、『楽しみな俳優』と答え相好を崩していましたが、クロサワ映画の常連でもあった名優との関係も良好のようですね」(前出・テレビ誌記者)

 初回放送の瞬間最高視聴率は17.7%。取調室で井ノ原演じる浅輪直樹が、政治的な圧力に屈せず逮捕を明言するシーンだった。4月クールの民放連ドラでは、暫定視聴率トップに立ち、しかも最も見られた場面が自身の見せ場とあって、渡瀬から主役のバトンを渡された井ノ原も一安心というところだろう。事実、井ノ原は今回、並々ならぬ決意で臨んでいるという。

「8年間続いた国民的な番組『あさイチ』(NHK)を3月末で降板。その直前の29日に、ドラマで夫婦役を演じる中越典子を『あさイチ』のトークゲストに招くなど、“朝の顔”として4月から始まる『特捜9』を猛烈にプッシュ。井ノ原は放送最終日に『あさイチロスとは、言わないで』とコメントしていましたが、この涙ぐましい努力もあり“イノッチロス”の視聴者が『特捜9』を応援していることは間違いないでしょう」(スポーツ紙デスク)

 番組終了後に海外取材に向かったと言われる相方の有働由美子アナが「特捜9」を観ているのかは、気になるところだが。

(窪田史朗)

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